富裕層におけるフィランソロピー事業チームの独立　フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社設立へ

一般財団法人社会変革推進財団（理事長：大野修一 所在地：東京都港区 以下、SIIF）は、多様な資金を戦略的に用い、社会・環境インパクトを重視するフィランソロピー活動が増加することを目指し、個人富裕層に対するフィランソロピーアドバイザリー事業（以下、本事業）を2022年より提供してまいりました。この度、本事業を主導してきた担当者小柴優子、藤田淑子により新会社「フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社」（取締役：小柴優子、藤田淑子 所在地：東京都渋谷区 以下、PA）が設立されました。 新会社の取締役を務める小柴優子、藤田淑子は、これまで、日本において未踏の領域であった本事業を展開するにあたり、日本における富裕層が戦略的、インパクト志向のフィランソロピー活動を実践していく上で、国内に求められるエコシステム（環境、仕組み、プレイヤー等）について、国内外の文献調査、及び関係者へのインタビューを通じて明らかにする調査レポート「新しいフィランソロピーを発展させるエコシステムに関する調査- 富裕層の意志ある資産を社会に生かす -」を発行しました。また、米国最大級フィランソロピーアドバイザリー「ロックフェラー・フィランソロピー・アドバイザリー」との業務提携を行い、世界的に先駆的なフィランソロピーアドバイザリー業務を国内で提供することに尽力してきました。 尚、SIIFは新会社への出資等の資本関係はなく、これまでフィランソロピー事業チームがSIIF在籍中に制作した各種著作物について新会社の利用を許諾することで、新会社の事業展開の後押しと今後の連携をしていければと考えています。それに伴い、SIIFが同分野で蓄積してきた知見等もPAのHP上で引き続き共有される予定です。 今後のSIIFは、新設の同社と連携をしながら日本におけるフィランソロピーをさらに活性化させるとともに、より大きなインパクトを創出すべく「触媒的資本（カタリティックキャピタル）」にも着目し、社会課題の解決に有効に活用できるよう、インパクト創出を志向する資金のエコシステムの形成に努めていきます。 また、SIIFは、両人のこれまでの多大なる貢献へ感謝するとともに、今後の活躍を心から期待しています。一般財団法人社会変革推進財団 専務理事 青柳光昌インパクト創出を目指す資金提供者に対して、これまで一緒にフィランソロピーアドバイザーサービスを提供してきた小柴氏、藤田氏が、この度、事業を独立して経営することとなりました。この独立は、これからのフィランソロピストの発掘や活躍のサポートには、大きな一歩であると大変喜ばしく感じています。今後もSIIFは両者の活動を全面的に応援してまいります。また、SIIFは、今後も日本の「触媒的な資本（Catalytic Capital）」の促進と、それらが社会課題の解決に有効に活用できるよう、エコシステムの形成に努めていきます。【フィランソロピー・アドバイザーズ株式会社】設立：2023年３月所在地：東京都渋谷区神宮前六丁目23番4号桑野ビル2階代表取締役：小柴優子、藤田淑子主な事業内容：フィランソロピー、社会貢献事業に関するアドバイス、及び、情報提供URL：https://pa-inc.jp/ [画像: https://prtimes.jp/i/49509/73/resize/d49509-73-57f8e759ef44f9cb9117-0.png ]社会変革推進財団（SIIF）2013年より日本財団内においてインパクト投資に関する調査研究に着手し、日本財団から助成金を受けて、2017年社会的投資推進財団として設立され、2019年合併により、社会変革推進財団となりました。GSG国内諮問委員会の設立や賛同メンバーの招集や、インパクト投資における提言書や現状を記した報告書の発行、金融庁との共催で金融機関等との勉強会の開催などインパクト投資の推進のための活動をしています。様々な社会課題が山積する日本において、自助・公助・共助の枠組みを超え、社会的・経済的な資源が循環する社会の実現を目指しています。http://www.siif.or.jp/ 企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ