人間の歴史とともに歩んできた化け猫・妖猫などの怪猫の魅力。ビジュアルで楽しむ『怪猫絵巻　浮世絵から映画まで猫づくし』発刊

インプレスグループで鉄道・旅・歴史メディア事業を展開する株式会社天夢人（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：藤岡 功）は、2023年11月10日に、『怪猫絵巻 浮世絵から映画まで猫づくし』を刊行いたしました。[画像1: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-ab4c0665694ad237078e-0.jpg ]妖怪となった狸・狐・狼・猫などには、説話や伝承が数多く伝えられてきました。とりわけ猫は物語が豊富で、化け物伝承が最も多い動物です。化け猫には血生臭い話も多くありますが、どんなに凄惨な話でもけっして恐いだけではありません。それは我々が猫を異界に通じる気高い動物として古くから崇めてきたためとも言えます。本書はそんな怪猫（かいびょう）ビジュアルを通して、猫というミステリアスな動物をより身近に感じられる怪猫づくしの本です。内容は猫好きの読者には見逃せない怪猫曼陀羅（かいびょうまんだら）的な展開となっています。かわいい系の猫のビジュアル本は多くありますが、怪猫に特化した本はあまり類書を見ません。人気の高い江戸時代の浮世絵をメインに、明治の玩具絵・草双紙・化け猫映画・化け猫漫画などとの幅広いジャンルからさまざまなビジュアルを集めました。怪猫たちが躍動する、ある種、祭りのような世界を楽しんでいただけることでしょう。【内容見本】各章に分かりやすい導入解説をつけています[画像2: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-e42f5620519289886a41-1.jpg ]化け猫騒動「岡崎の化け猫」の浮世絵[画像3: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-a71da82c8bd1675fdeea-2.jpg ]猫の擬人化の典型作。国藤の双六[画像4: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-502182a69c315c04738d-3.jpg ]猫又をカリカチュアした国芳の釘絵[画像5: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-b3c5f573f2f29f2c69a2-4.jpg ]戦後すぐ、化け猫映画ブームの火付け役となった「怪猫有馬御殿」[画像6: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-8311c58e6d41eff0c7ba-5.jpg ]熱心なマニアもいる化け猫映画の数々[画像7: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-7be66941d857cd0f5767-6.jpg ]化け猫漫画の記念碑的作品、楳図かずおの「猫面」ほか[画像8: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-670dfd682d18a56dda0b-7.jpg ]擬人化猫の草双紙のベストセラー「朧月猫之草紙」[画像9: https://prtimes.jp/i/5875/5551/resize/d5875-5551-dfd1a8870ed32fdf481f-8.jpg ]【目次】●其の壱 浮世絵I 三大化け猫騒動の妖猫尾上梅寿一代噺／歌川国芳東駅いろは日記 岡崎 不破数右ヱ門 中村芝翫／歌川豊国五十三次扇宿付／楊洲周延五拾三次之内 猫之怪／歌川芳藤鍋島の猫 嵯峨奥妖猫奇談／楊洲周延東錦昼夜競 佐賀の怪／楊洲周延佐賀ノ怪猫 尾上菊五郎ほか／豊原国周梅幸百種之内 岡崎猫 尾上菊五郎／豊原国周四国騒動猫化犬仇討ち／作者不詳月耕随筆 鼠 陸州黒石 常教寺の猫／尾形月耕●其の弐 化け猫映画 銀幕に踊る化け猫列伝「有馬猫」（新興キネマ）／「佐賀怪猫伝」（新興キネマ）／「妖絃怪猫伝」（新興キネマ）／「怪猫赤壁大明神」（新興キネマ）／「山吹猫」（新興キネマ）／「怪猫謎の三味線（新興キネマ）／「呪のまだら猫」（極東キネマ）／「本朝怪猫伝」（マキノトーキー）／「弥次喜多岡崎猫退治」（大都映画）／「閻魔寺の怪猫」（大都映画）／「怪猫五十三次」（新興キネマ）／「幻城の化け猫」（極東キネマ）／「怪奇笑ふ猫」 （極東キネマ）／「巨猫伝」（日活）／「幻城の化け猫」（極東キネマ）／「怪奇笑ふ猫」 （同）／「怪猫腰抜け大騒動」（東宝）／「怪猫岡崎騒動」（大映）／「怪猫逢魔が辻」（大映）／「怪猫五十三次」（大映）／「怪猫夜泣き沼」（大映）／「薮の中の黒猫」（近代映画協会）など●其の参 浮世絵II 絵師が命を与えた怪猫河鍋暁斎粉本／河鍋暁斎江戸の花名勝会 ね九番組 市の川市蔵／歌川豊国荷宝蔵壁のむだ書 三／歌川国芳百種怪談妖物双六／歌川芳員東駅いろは日記 水木辰世実ハ猫石怪／歌川豊国当世自筆鏡 水木辰世実ハ猫石怪／歌川豊国書画五拾三驛 岡部 猫寺之怪／歌川芳虎金華七変化の内 老母落穂 実ハ玉垂の怪猫／歌川国貞東海道五十三対 岡部／歌川国芳曲亭翁精著八犬士随一 犬村大角妖猫退治／歌川国芳曲亭翁精著八犬士随一 犬村大角妖猫退／歌川国芳青楼仁和嘉 通ひけり恋路の猫又／喜多川歌麿鼠よけの猫／歌川国芳狂斎百図 夫婦喧嘩は犬も食わぬ／河鍋暁斎古猫妙術読／歌川国芳●其の肆 化け猫漫画 画中の化け猫は心を映す鏡「黒猫の眼が闇に」日野日出志／「亡霊学級」所収「猫」つのだじろう／「猫目小僧」楳津かずお／「猫面」楳図かずお／「へび少女」楳図かずお／「黒い猫面」楳図かずお／「狐がくれた木の葉っぱ」所収「猫面」楳図かずお／「楳図かずお 恐い本11」／「水木しげる猫漫画短編集15選 妖猫夜話」水木しげる／「猫楠」水木しげる／「ねこ娘大全」水木プロ／「妖怪獣 ゲゲゲの鬼太郎 四」水木しげる／「小学館入門百科シリーズ88 妖怪100物語」水木しげる／「ねこようかい」ぱんだにあ／「タタリ」彌／「化け猫さんは恩返しがしたい」梨尾／「化け猫あんずちゃん」いましろたかし など●其の伍 浮世絵III 猫絵に騙された江戸人猫のすゞみ／歌川国芳心学稚絵得 猫と鼠／歌川国芳芸競 猫の戯／歌川国貞志ん板 猫の湯／長谷川其吉膝の上猫の寿古六／歌川芳藤流行猫の狂言づくし 一／歌川国芳流行猫の狂言づくし 二／歌川国芳猫の芝居／歌川芳員傾城道中双六／歌川貞房賢女烈婦伝 大納言行成女／歌川国芳猫三びきの唄／歌川芳藤流行猫の戯 道行猫柳婬月影／歌川国芳流行猫の曲手まり／歌川国芳●其の陸 草双紙 絵入り読物の化け猫たち「朧月猫の草紙」山東京山・歌川国芳「金花猫婆化生鋪」大海舎金流・歌川貞秀「黄金花猫目鬘」仮名垣魯文・歌川芳虎「嵯峨奥妖猫奇談」（竹柴金作・梅堂国政）「復讐猫魅橋由来」（関亭伝笑・勝川春扇）「金花猫婆化生屋敷復讐両股塚」（式亭三馬・勝川春亭）、「金華七変化」（鶴亭秀賀・歌川国芳）ほか【著者プロフィール】町田てつ（まちだてつ）1955年、前橋市生まれ。日本大学芸術学部卒。編集者・エディトリアルデザイナー。歴史を中心とした学芸書、ウィークリーマガジン、旅・釣り・猫・鉄道・日本刀・書・美術などの趣味書編集を担当し、多くの書籍や雑誌の装丁も手掛ける。『Goody』『いいとこ見つけた！』『鉄道ひとり旅ふたり旅』『旅と鉄道』『SINRA』などの雑誌の副編集長も歴任。著書に『刀之怪』（天夢人）がある。【書誌情報】書名：『怪猫絵巻 浮世絵から映画まで猫づくし』仕様：A5判 144ページ定価：2,200円（本体2,000＋税10％）発売日：2023年11月10日全国書店、オンライン書店のAmazonなどで発売中。https://amzn.to/3R87W3q【株式会社天夢人】 https://www.temjin-g.co.jp/2007年設立。隔月刊雑誌『旅と鉄道（奇数月21日発売）』をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信しています。【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/株式会社インプレスホールディングス（本社：東京都千代田区、代表取締役：松本大輔、証券コード：東証スタンダード市場9479）を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「航空・鉄道」「モバイルサービス」「学術・理工学」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。以上【本件に関するお問合せ先】株式会社天夢人 担当：野口Tel: 03-6837-4680 / E-mail: info@temjin-g.co.jpURL：https://www.temjin-g.co.jp/企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ