稲畑産業株式会社、高機能フィラー製造会社へ出資

稲畑産業株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：稲畑 勝太郎、以下、稲畑産業）は、林化成株式会社（本社：大阪市北区、以下、林化成）が設立した、高機能フィラー製造子会社GX MINERALS株式会社（本社：愛知県岡崎市、代表取締役社長：池田 隆男、以下、GX MINERALS）へ出資しました。この出資により、稲畑産業はGX MINERALSの総代理店として高機能フィラー入り成形材料の拡販を進めます。1. 出資の背景と事業の概要現在、自動車用部品をはじめとしたプラスチック製品の軽量化を実現するため、さまざまなフィラーが使用されています。しかしながら、フィラーによっては性質上、廃棄後のリサイクル利用が困難になるなど、循環型社会実現への課題となっています。GX MINERALSでは、林化成が開発した新形状タルク（特許取得済）を同社から製造技術の供与を受け、脱炭素エネルギーを使用した工場で製造します。製造された新形状タルクをフィラーとして使用することで、プラスチック製品の強度を維持したまま軽量化やリサイクルプラスチックの物性向上を実現します。2．出資する会社の概要商号 ： GX MINERALS株式会社所在地 ： 愛知県岡崎市 （工場予定地 愛知県田原市）代表者 ： 池田隆男 （林化成株式会社 取締役）事業内容： 樹脂充填剤の製造及び販売設立 ： 2023年5月16日稼働開始： 2026年1月（予定）HP ：https://www.gxminerals.com3. 今後の展望稲畑産業はGX MINERALSの総代理店として、当社グループのプラスチックコンパウンド事業を通じて、高機能フィラー入り成型材料の販売に取り組み、プラスチック製品の軽量化や再資源化を促進することで、CO2排出量の削減に貢献していきます。 以上本件に関するお問合せ先：稲畑産業株式会社情報電子第二本部森本 陽平電話：＋81-50-3821-4025HP ：https://www.inabata.co.jp/（参考資料）■タルク（滑石）とは：粉砕すると薄片板状の微粒子になる層状粘土鉱物。層間が滑りやすく滑石と呼ばれる。プラスチックに充填することで、その部材の力学特性や耐熱性などを高めるため、樹脂フィラーとして用いられる。用途は自動車部品、建築材料、家電材料、並びに電子部品等に幅広く使用されており、モノづくりにはなくてはならない存在である。樹脂フィラー用タルク原石の主な産地は、中国東北部、インド、パキスタンなどで、色味・異物・不純物により鉱山を選別して調達している。タルク原石・粉末写真[画像1: https://prtimes.jp/i/96607/11/resize/d96607-11-4f96290e271550184b5b-1.png ][画像2: https://prtimes.jp/i/96607/11/resize/d96607-11-de8348e828c8c44217da-2.png ]従来タルク 厚み拡大写真[画像3: https://prtimes.jp/i/96607/11/resize/d96607-11-3fbee62cf3e8fa88711f-3.png ]新形状タルク 厚み拡大写真[画像4: https://prtimes.jp/i/96607/11/resize/d96607-11-38256aa84661618b3366-4.png ]■高機能フィラー（新形状タルク）の特徴:・新形状タルクの特徴：高アスペクト比化により従来タルクを上回る物性を発現。添加量低減で軽量化に貢献。 ガラス繊維の代替として使用することで、金型寿命や成形難度の課題解決が可能に。・従来タルク入り樹脂：強度が弱いためある程度の添加量が必要で、軽量化が難しい。 安定供給の不安がある（原石産地への依存による）・ガラス繊維入り樹脂：強度は強いが金型寿命が低下する。成形難度が高い。 分別しにくいため、現状ガラス繊維入り樹脂のリサイクルは進んでいない。・新形状タルク入り樹脂と従来タルク入り樹脂の物性比較（GX MINERALS社自社評価）[画像5: https://prtimes.jp/i/96607/11/resize/d96607-11-f9d036c9c3ce40bc872c-5.png ]・新形状タルク入り樹脂とガラス繊維入り樹脂の比較（GX MINERALS社自社評価）[画像6: https://prtimes.jp/i/96607/11/resize/d96607-11-4e76e27cb0d31d9a0b07-6.png ] 以上企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ

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