【国立科学博物館】重要科学技術史資料（愛称：未来技術遺産）新規18件の登録について

国立科学博物館（館長：篠田謙一）は、2008（平成20）年度から、重要科学技術史資料（愛称：未来技術遺産）の登録を実施しています。 本年度は、あらたに、日本初の実用放電加工機や、世界初のアモルファス酸化物半導体薄膜トランジスタなど18 件を登録することとなりました。今回（第17 回）の登録により合計381件の登録となります。 また、今回登録される資料の所有者への登録証授与式と、パネル展（一部実物資料を展示）を開催いたします。【詳細URL:https://sts.kahaku.go.jp/event/2024/ft_panel17/】2024（令和6）年度 第17回 未来技術遺産・パネル展示■ 開催期間：2024（令和６）年９月10日（火）～9 月29日（日）■ 会 場：国立科学博物館日本館１階中央ホール■ 入 館 料 ：一般・大学生630円（高校生以下および65 歳以上は無料） 本展は常設展示入館料のみでご覧いただけます。■ 休 館 日 ：休館日につきましては、国立科学博物館ホームページをご覧ください。最新の情報は web サイト（ https://www.kahaku.go.jp/ ）でご確認ください。2024（令和6）年度登録 重要科学技術史資料（18件）「重要科学技術史資料」の一覧はウェブページ（ https://sts.kahaku.go.jp/material/ ）で公開しています。第00364号● 名 称：セイコー クオーツ シャリオ (Cal.5931) ―アナログクオーツ腕時計の小型・省電力化に貢献―● 所 有 者 ：セイコーミュージアム銀座● 製 作 年 ：1978[画像1: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-7403a654a8d545697497-0.png ]第00365号● 名 称：プレイステーション(R)2 (SCPH-10000) ―世界初の DVD 再生機能搭載家庭用ゲーム機―● 所 有 者 ：ソニーグループ株式会社● 製 作 年 ：2000[画像2: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-4d5fc80dea224d2fd686-1.png ]第00366号● 名 称：【 MIDI 搭載シンセサイザー 】 (1) JUPITER-6 (2) JX-3P ―MIDI の可能性を実証したシンセサイザー―● 所 有 者 ：ローランド株式会社● 製 作 年 ：1983[画像3: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-17b24d078d6eea349b35-20.jpg ][画像4: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-35f3e364bbad31dd70ca-20.jpg ]第00367号● 名 称：V2500 ターボファンエンジン 及び 開発資料集 ―日本が初めて参入した民間航空機用エンジン開発の記録―● 所 有 者 ：日本航空機エンジン協会● 製 作 年 ：1989(V2500-A1実機)[画像5: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-cfea75950a16cf7ba53d-19.png ]第00368号● 名 称：ブラザーコンピューターミシン オーパス８ ―独自技術で主要機能のマイコン制御を実現した家庭用コンピューターミシン―● 所 有 者 ：ブラザー工業株式会社● 製 作 年 ：1979[画像6: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-5f8e68e59d08a1a23043-19.jpg ]第00369号● 名 称：ジャノメ メモリア ―国産初の水平釜を搭載した家庭用コンピューターミシン―● 所 有 者 ：株式会社ジャノメ● 製 作 年 ：1979[画像7: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-ca145f14fda3f691d750-20.jpg ]第00370号● 名 称：『河氷特に氷上軌道に関する研究』―世界の氷工学の礎―● 所 有 者 ：名古屋大学● 製 作 年 ：1941[画像8: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-d2b862613505d40b4d25-20.jpg ]第00371号● 名 称：ジャンボトロン用高輝度発光素子・トリニライト（型式名：JTS-1） ―CRT と VFD のいいとこどりの素子でクジラが入る大画面を実現―● 所 有 者 ：双葉電子工業株式会社● 製 作 年 ：1984[画像9: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-7254a284ecb208769c27-19.jpg ]第00372号● 名 称：第二世代アストロビジョン用発光素子・高輝度放電管（K-DF18GRB/2A） ―高精細の放電方式発光素子―● 所 有 者 ：パナソニック ホールディングス株式会社● 製 作 年 ：1989 頃[画像10: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-fbbc23ab9f091e3c8f68-19.jpg ]第00373号● 名 称：形彫放電加工機 Japaxtron D3 ―日本初の実用形彫放電加工機―● 所 有 者 ：日本工業大学工業技術博物館● 製 作 年 ：1954[画像11: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-4d13068975bc224033c3-20.jpg ]第00374号● 名 称：ワイヤ放電加工機 DWC-50 ―日本初のワイヤ放電加工機―● 所 有 者 ：三菱電機株式会社● 製 作 年 ：1973[画像12: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-ce9ef927b24cb6dbbfe3-19.jpg ]第00375号● 名 称：形彫放電加工機 22-NC 8000 ―現存最古級のマイコンNC搭載形彫放電加工機―● 所 有 者 ：日本工業大学工業技術博物館● 製 作 年 ：1980[画像13: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-d6e639201654c70249ca-19.jpg ]第00376号● 名 称：ワイヤ放電加工機 UPH-1 ―Φ0.03mmワイヤ自動結線を実現した高精度ワイヤ放電加工機―● 所 有 者 ：株式会社牧野フライス製作所● 製 作 年 ：1993[画像14: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-677f45bbcaf640f4a48c-19.jpg ]第00377号● 名 称：フレキシブル透明アモルファスIGZO薄膜トランジスタ ―世界初のアモルファス酸化物半導体薄膜トランジスタ―● 所 有 者 ：東京工業大学● 製 作 年 ：2004[画像15: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-cd75885bce38dbdffb4a-20.jpg ]第00378号● 名 称：パルスレーザーデポジション(PLD) 酸化物薄膜作製装置 ―酸化物TFTの実用化に貢献した卓越した材料探索ツール―● 所 有 者 ：東京工業大学● 製 作 年 ：1997[画像16: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-0eff438311a7f608b3dc-19.jpg ]第00379号● 名 称：日本鉄鋼協会「クリープ委員会」議事録及び関連資料 ―高温構造部材の信頼性に資する長時間クリープ試験計画の礎―● 所 有 者 ：物質・材料研究機構● 製 作 年 ：1965～1966[画像17: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-2e57ad633d680d2c2932-20.jpg ]第00380号● 名 称：クリープ試験機及び設計図面類 ―数十年を越える長期クリープ試験を支える試験技術―● 所 有 者 ：物質・材料研究機構● 製 作 年 ：1965～1969[画像18: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-7ac7922987c0f2e69601-19.jpg ]第00381号● 名 称：クリープデータシートとその記録類、クリープ破断試験片 ―長期にわたるクリープ試験データとその品質を担保する記録類―● 所 有 者 ：物質・材料研究機構● 製 作 年 ：1966～現在[画像19: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-1f3804aca9900ba2ec7b-20.jpg ]重要科学技術史資料の登録制度について ～未来技術遺産の登録～ 国立科学博物館では、我が国の科学技術や産業技術の発展を示す重要な科学技術史資料や、国民生活、経済、社会、学術や文化の在り方に顕著な影響を与えた科学技術史資料の保存と活用を図るための調査・研究を行うとともに、本制度を通じて我が国の科学技術や産業技術の発展の証となる歴史的資料を文化として保存する意識が涵養されることを期待しています。登録制度の内容■台帳への登録及び登録証等の交付 「重要科学技術史資料登録台帳」登録時に、所有者に国立科学博物館から重要科学技術史資料として登録されたことを示す登録証を交付します。また、記念盾を授与します。[画像20: https://prtimes.jp/i/47048/822/resize/d47048-822-048a62b088d9fd9628f3-20.png ]■台帳の公開 登録された資料の情報が分かるように、台帳の情報の一部は当館のウェブサイトを通して公開いたします。■登録後の資料の状況の記録 登録資料の移動・破損等の状況等については所有者から連絡を受け、その時点の状況をできる限り記録します。また、定期的に国立科学博物館から現状の確認の問い合わせを行います。企業プレスリリース詳細へPR TIMESトップへ