国立公園内で自然と触れ合う宿泊体験を提供する「Earthship」が、プレシードラウンドの資金調達を完了。秩父多摩甲斐国立公園に初のフラッグシップ拠点を設立。

宿泊には“車両”に分類されるトレーラーハウスを使用し、自然への影響を最小限に。訪日外国人による地方への観光需要にも対応し、自然環境を保護しながら地域社会を活性化させる新しい観光モデルを構築。[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-821edc1864f62bd20af9c33814176c71-720x540.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]日本の豊かな自然環境を活用した持続可能な観光モデルを目指す「Earthship（アースシップ）」（本社：東京都渋谷区、代表：西村彬）は、日本・シンガポール・英国・米国のエンジェル投資家からの支援を受け、プレシードラウンドでの資金調達を完了しました。この節目を迎え、秩父多摩甲斐国立公園に初のフラッグシップ拠点を設立し、自然環境を保護しながら地域社会を活性化させる新しい観光モデルを構築していきます。■資金調達の背景～日本からアジア、そして世界へ、持続可能な未来を切り拓く～日本は国土の約68％が森林で覆われ、70％が山岳地帯という自然の宝庫です。この環境は、エコ志向の旅行者やアドベンチャーツーリズムを求める層にとって、まさに理想の目的地です。その反面、厳しい開発規制の影響により、大規模なリゾート開発は困難を極めています。その結果、多くの観光資源が活かされず、日本のサステナブルな観光市場において大きな機会損失が生じています。近年、日本の観光需要は主要都市から地方へと広がりつつあり、特にミレニアル世代やZ世代の旅行者は自然、文化、サステナビリティが融合したユニークな体験を求め、まだ知られていない場所での新しい発見に期待を寄せています。一方、アメリカ（Postcard Cabins）、オーストラリア（Unyoked）、イギリス（Unplugged）、ドイツ（RAUS）といった国々では、トレーラーハウスといったオルタナティブ・ホスピタリティ市場が急成長を遂げています。しかし、日本国内およびアジア全域には、この分野で明確なリーダーが存在していません。Earthshipは日本でブランドリーダーの地位を確立し、次にアジア全域への展開を進め、最終的にはグローバル市場での成長を目指します。■資金調達概要資金用途: 秩父多摩甲斐国立公園内の土地確保、トレーラーハウスの建設調達方法: J-KISS (Japan Keep It Simple Security)J-KISS引受先:- 日本のエンジェル投資家- シンガポールのエンジェル投資家- 英国のエンジェル投資家- 米国のエンジェル投資家■課題解決に向けたEarthshipのアプローチ～アセットライトで地域と共に成長する仕組み～Earthshipのビジネスモデルは、アセットライト、オペレーションライト、スタッフライトを基盤とした、効率的でスケーラブルな仕組みです。大規模な資本投資や複雑な運営体制を必要とせず、地域と共に成長できる柔軟性を備えています。地方の地主や事業者から土地をリースし、収益分配モデルを採用することで、土地取得費用を抑えつつ、地域のリソースを効果的に活用しています。さらに、トレーラーハウスを販売し、購入者には運営収益を分配する形を取っています。運営面では、清掃やメンテナンスなどの業務を地元企業に委託することで、地域経済の活性化に貢献しながら、自社の運営負担を軽減しています。[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-9a478a2020d74eb4d0df129f335ddf99-1910x2700.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]Earthshipのビジネスモデルこのように、Earthshipは地域のリソースとインフラを最大限活用し、地域と共存しながら持続可能な成長を実現するモデルとなっています。◾拡大計画: 自然と地域をつなぐ新たな挑戦2025年から2029年にかけて、日本国内の国立公園やアジアを舞台に拡大計画を進めます。地域資源を最大限に活用し、持続可能で地域に根ざしたホスピタリティを提供することで、自然と人をつなぐ全く新しい旅の形を提案します。[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-afd46ace097168a0ab7078fa66337068-1910x2700.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]2025年: 首都圏の住民や訪日外国人をターゲットに、東京近郊の国立公園（秩父多摩甲斐国立公園）を中心に拠点を開発します。この地域は、都会からのアクセスが良い一方で、手つかずの自然が多く残るエリアです。静けさと自然の癒しを求める旅行者にとって、理想的な場所を提供します。[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-706878b4f7e09fd7e29129eca55cb767-3900x2602.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]奥多摩2026年: 関東圏を超えつつも、東京から少し足を伸ばした場所に位置する日光国立公園や尾瀬国立公園など、四季折々の豊かな自然が楽しめるエリアに拠点を展開します。豊かな自然に加え、日光東照宮や華厳滝、草津温泉といった歴史的・文化的な観光資源が豊富です。美しい景観と地域の文化を同時に楽しむことができるため、国内外の幅広い層をターゲットに新しい旅の体験を提供します。[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-c8076c78f1bbef0626850797514ed80b-3900x2600.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]尾瀬国立公園2027年: さらに範囲を広げ、沖縄や九州地方の国立公園（屋久島国立公園、慶良間諸島国立公園など）での展開を開始。これらの地域では、熱帯の豊かな生態系や独自の文化を活かし、没入感のある体験をゲストに提供します。特に離島では、シュノーケリングや地元文化との交流など、都市部では体験できない特別な価値を提供します。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-92cbcfad795baa11626449c55faa8580-3072x2048.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]慶良間諸島国立公園2028年: 日本国内での基盤を強固にした後、韓国やタイといったアジア市場に進出します。特に東南アジアは、豊かな自然とエコツーリズムの需要が高く、Earthshipの理念と完全に一致する市場です。日本での成功事例を活用し、各国の国立公園との連携を図ることで、持続可能で地域密着型のホスピタリティを広げます。これにより、Earthshipは国際的なブランドとしての地位を築き始めます。[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-cb4de405d2519e064640c79561505ba7-3900x2600.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]クイブリ国立公園（タイ）2029年: 東南アジアでの展開をさらに拡大しつつ、日本国内では北海道から沖縄まで全国の国立公園を網羅。自然体験を通じて、地域の活性化と持続可能な観光を推進。グローバルなホスピタリティブランドとしての地位を確立します。[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-39e9b54da4c9f9e0480f4d92ca56d30d-3900x1711.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]チェンマイ（タイ）◾投資家からのコメントシンガポールのリード・エンジェル投資家:「Earthshipのような素晴らしい事業を支援できることを、大変嬉しく思います。日本の豊かな自然美の中で、国内外の旅行者がホテルのような快適さを享受できるというビジョンに、瞬時に魅了されました。また、日本の地方に活力を与える触媒としての役割を果たす可能性にも、大いに期待を寄せています。この取り組みが日本中、そしていずれは世界中に広がることを楽しみにしています。」イギリスのエンジェル投資家:「トレーラーハウス市場には多くのプレイヤーが存在しますが、その中でもEarthshipのユニークさは際立っていると実感し、投資をさせていただきました。代表取締役の西村氏のビジョンは、宿泊施設という枠を超え、自然、コミュニティ、そしてイノベーションを見事に融合させたものです。このビジョンが現実のものとなり、多くの人々に新たな価値を届ける瞬間を目にすることを楽しみにしています。Earthshipの挑戦に早い段階で関われたことを、大変光栄に思っています。」米国のエンジェル投資家・マッキー氏:「Earthshipは、収益性が高く、スケーラブルなビジネスであるだけでなく、日本の美しい地方を再生することを目的としたインパクト投資の象徴です。この壮大なビジョンは、日本の地方企業と優秀な人材をつなげるという私の人生の使命とも深く共鳴します。また、日本の豊かな自然風景への深い愛情や、その美しさを未来の世代のために守り、称えるという思いとも一致していましたので、投資をさせていただきました。」◾アドバイザーからのコメント[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-c7f725fda00d8a0034191900d1e106ee-3900x3900.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]薄井 シンシア 氏17年間専業主婦として家庭を支えた後、ホテルのセールスマネージャーとして社会復帰を果たした私は、日本の観光業が目覚ましい発展を遂げる様子を間近で目にしました。都市部が観光客で賑わう中、私は一貫して「日本の本質的な魅力は静かで手つかずの自然が広がる地方にある」と強く感じていました。その直感が西村氏と彼の「自然の中にトレーラーハウスを設置する」というビジョンに私を導きました。Earthshipは、日本の過疎地域を再生し、自然と調和しながら発展と保存のバランスを尊重するコミュニティやビジネスを創出するプロジェクトです。西村氏のビジョンの実現を支援できることを光栄に思っています！◾メンバー紹介[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-d8b1cabac4c3b17117d3da2fa9932b2c-1108x1108.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]西村 彬 (代表取締役CEO)神戸市出身。生後10か月で家族とともにニュージーランドへ移住し、16歳まで豊かな自然環境の中で育つ。幼少期には釘や金槌、木材を使ったものづくりに夢中になり、隣家の大工が自力で3階建ての家を建てる姿に影響を受ける。16歳で日本に帰国し、大学時代を京都で過ごす。授業前には夏は太平洋でサーフィン、冬は日本海で波乗りを楽しむ中で、日本の自然の多様性に感動する。2020年、コロナ禍の中で独立し、日本初の英語対応不動産データ分析ウェブサイトを開発。2024年にその事業をシンガポールの不動産データ会社に売却。同年11月、幼少期からの経験と自然への想いを起点に、Earthshipを設立。日本の自然や地域の魅力を世界に伝え、新しい観光の可能性を切り拓くことを使命とする。[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-9950f35c31f73e6282deda61b697846f-3900x3900.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]大野 桂子（事業オペレーション責任者)東京とアフリカ、アジア太平洋地域の多様な自然環境の中で育つ。ロンドンでは政治学と開発学を専攻し、公的機関、民間企業、非営利団体で10年以上にわたるキャリアを構築。国連開発計画（UNDP）、英国大使館、Googleなどでの経験を通じ、分野横断的な専門知識を習得する。その後、サステナビリティとイノベーションをテーマにした受賞歴のあるプラットフォーム「Social Innovation Japan」を共同設立。また、スタートアップのシード期からシリーズCまでの成長を支援するコンサルタントとして活躍し、Hult Prizeの審査員も務める。[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-7d3cfab0f638bdc0f14811293b711ee6-3900x3900.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]狩生 萌 (広報責任者)大分県出身。幼少期を田んぼや動物に囲まれた環境で過ごし、自然との強い結びつきを感じながら育つ。高校時代にカリフォルニア、大学時代にはスペインへ留学し、卒業後はイギリスへワーキングホリデーを経験。自然や動物への情熱を軸にキャリアを築くため、国連UNHCR協会やグリーンピースUKでの募金活動を通じて環境保護や動物福祉を推進した。また、日本の森林保護や野生動物保護に携わるNGOでのインターンや、イタリアでの野生動物救助のボランティア活動にも従事。今年の春、ロンドンから日本に帰国後、動物病院の看護スタッフとして勤務。動物と直接触れ合う機会を増やし、Earthshipの自然保護への取り組みとその価値観に共感。現在はEarthshipの一員として活動を開始し、持続可能な未来の実現に向けて尽力している。◾Earthship について[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/153309/4/153309-4-0a127bfae54b22620aeee06445bf8ecf-2845x1694.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]2024年に設立されたEarthshipは、東京、長野、大分、オーストラリアなどにメンバーが点在するスタートアップです。世界中の投資家からの支援やトレーラーハウスの購入を通じて、日本の国立公園や地域コミュニティが持つ潜在的な価値を最大限に引き出し、持続可能な未来を創造することを目指しています。会社概要所在地：〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C設立：2024年11月1日代表取締役：西村 彬◾本件に関するお問い合わせ先 広報担当: 狩生 萌連絡先：moe.kariu@earthships.jp企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000153309.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp