複数の照明を簡単に制御。「PD4-Aシリーズ」誕生

照明制御機能を大幅に拡充し、多様な外部制御機能を搭載した画像処理用LED照明デジタル電源を発売開始シーシーエス株式会社（本社：京都市上京区 代表取締役社長 大西浩之）は、照明の明るさや点灯パターンなどを制御する画像処理用LED照明デジタル電源「PD4-Aシリーズ」を､2025年３月7日に発売いたします。本製品は、2022年に発売した「PD4シリーズ」に新機能を追加し、製造現場での使い易さを向上させたデジタル電源です。■ 製品概要検査用照明の電源は、LED照明を任意の明るさに調光したり、カメラのシャッタータイミングに合わせて点灯させたりする目的で使用されます。照明の点灯時間、調光、ON/OFFの切替えタイミング等、細かな設定ができるだけでなく、操作し易いことがお客様に求められます。また、近年の検査工程では検査内容が複雑になった結果、複数の照明を組み合わせるケースも増えており、それらの点灯制御を一手に担える機能に対するニーズが高まっています。今回発売する「PD4-Aシリーズ」は、こういったニーズに対応し、当社の従来電源「PD4シリーズ」が有する機能に加えて、最大8チャネルの照明の制御や、より多機能な点灯制御機能を搭載しております。主な特長は以下の通りです。（1） ラインアップ「PD4-Aシリーズ」は、出力容量が30Wと120Wの2タイプをラインアップ。30Wタイプは2チャネルと4チャネルを、120Wタイプは8チャネルをご用意しています。さらに、外部制御にはイーサネットとパラレル通信の2種類を用意し、お客様のニーズに対応できるよう合計6機種をラインアップしました。全タイプ、1024段階の細かな調光設定が可能です。[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/158112/2/158112-2-39772e69536fc9de0e551b6af7fb10cd-822x355.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]写真左：PD4-3024A-4-P（30Wタイプ） 写真右：PD4-12024A-8-E（120Wタイプ） （2） シーケンス制御機能最大16ステップの点灯パターンおよび実行順の設定や、ステップごとの調光値と点灯時間を設定することができます。例えば、複数の照明による様々な方向からの照射や、分割発光照明を使用する際の各チャネルの点灯パターンを設定し、外部機器からの点灯・消灯切り替えが可能です。この機能は、多面検査や複数項目にわたる検査のほか、フォトメトリックステレオ法※1を用いた検査に活用することができます。※1 検査対象物へ複数方向から照射し、撮像した画像の差分によって検査対象物の情報を抽出する手法（3） PLCCOM通信機能※2※3堅牢で、信頼性と保守性が高く、様々な機器を制御できることから製造現場で多く使用されているPLC (Programmable Logic Controller)から、イーサネットを介して制御ができます。これまでは、電源・照明制御のために個別に専用プログラムを作成する必要がありましたが、この機能によりPLCのプログラミング工数を大幅に削減することができます。また、当社の従来電源ではPLCCOM通信機能の使用時に、個別にPLC側で制御内容の指示を出す必要がありましたが、本製品では、制御内容の指示を省略できる「簡単設定モード」を搭載し、より一層のプログラミング工数の削減に貢献します。※2 イーサネットタイプのみ対応※3 通信プロトコルはMCプロトコル（三菱電機株式会社）とFINSコマンド（オムロン株式会社） に対応（4） トリガー/パラレルの入力信号の電圧に5Vから対応照明点灯のタイミングとカメラのシャッタータイミングを合わせるために、カメラの出力信号を照明の入力信号として使用することがあります。この出力信号の電圧範囲はカメラにより様々で、当社の従来電源では、別途電圧変換ユニットが必要な場合がありました。本製品は入力信号の電圧に5Vから対応しているため電圧変換ユニットが不要で、機器構成の単純化を実現します。（5） PWM制御機能※4において、周波数を500kHzに設定可能当社の従来電源ではPWM周波数が125kHzで固定だったため、高速撮像が必要な検査では、点灯周期とカメラのシャッタータイミングが合わずに、明るさがバラつくことがありました。本製品ではPWM周波数を500kHzに上げる設定が可能で、点灯周期を短くできるため、点灯周期とカメラのシャッタータイミングを合わせやすくなり、明るさのバラつきを低減できます。※4 Pulse Width Modulation：点灯周期及び振幅を一定にして、パルス幅のみを変えてLEDの明るさを制御する方法（6） 設定用の専用アプリケーションソフト※5本製品では、すべての機能が使える「通常モード」と、調光値やON/OFF設定などの基本的な機能に限定した「簡易モード」を搭載しています。お客様は使用環境に合わせて、本製品の操作画面からこれらのモードをボタン操作で切替えて使用できます。また、両モードに対応し、照明制御のパラメータを簡単に設定可能な専用アプリケーションソフトをご用意しています。※5 本製品「PD4-Aシリーズ」と当社電源「PD4シリーズ」では､使用できる専用アプリケーションソフトが異なります。■ 製品概要[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/158112/2/158112-2-8ec883e319d03d3cd899def619bfd9fc-1378x856.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]※6 PWM周波数500kHzを選択の場合は、256段階になります。■ シーシーエス株式会社についてシーシーエスは、1993 年に京都で検査用 LED 照明メーカーとして設立以来、画像処理検査用 LED 照明の分野のリーディングカンパニーとして、工業用途で培った、照明の使い方により検査精度を高める技術「ライティングソリューション」を強みに様々な分野へ展開しています。近年は、様々なカメラメーカーやレンズメーカー、ソフトウェアベンダーと連携し、お客様のご要望に応じたソリューションのご提案を積極化しており、お客様の利便性を高めることに注力しています。◇シーシーエスの詳細につきましては、Webサイトをご覧ください。 https://www.ccs-inc.co.jp/■本件に関するお問い合わせ■シーシーエス株式会社 https://www.ccs-inc.co.jp/広報担当 道下〒602-8019 京都市上京区室町通出水上ル近衛町38TEL：075-415-8277 E-mail：sales@ccs-inc.co.jp企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000158112.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp

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