第30回の節目を迎え、福岡で初開催！日本緩和医療学会学術大会：緩和医療～生老病死を慈しむ～

第一線で活躍する専門家が、緩和医療の最前線の知見と未来を語る珠玉の講演 世界・日本の緩和医療の最前線に触れる貴重な機会は必見[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-ef12d9b8bab4d0363a5180102b58fc37-1807x1279.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ][画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-f014bed5f614cafd987f2591e981df25-1797x2700.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]多死社会を迎えている今、次世代の緩和医療について考える急速な高齢化に伴い、年間160万人以上の人が亡くなる日本において、変化する社会のなかで、医学的アプローチだけでは十分な緩和医療とはいえなくなってきています。次世代の緩和医療では、これまでの歩みを土台に緩和医療をとらえ直し、人として避けられない「生老病死」の四つの苦しみを、慈しみの心をもって理解し、緩和することが求められています。第30回の節目を迎えた本大会では、緩和医療～生老病死を慈しむ～というテーマを掲げ、次世代の緩和医療について考えたいと思います。大会長 田村恵子（大阪歯科大学）【大会HP】 https://jspm30.org/【取材申込】https://jspm30.org/information3.htmlキーメッセージ第30回の節目：これまでの30年を振り返り、次世代の緩和医療を考える生老病死×緩和ケア：全人的なアプローチを多職種で学ぶ人気の出張先No.2：初の福岡開催、第一線で活躍する緩和医療の専門家が大集結学術大会内容「緩和医療～生老病死を慈しむ～」【開催概要】大 会 名 ： 第30回日本緩和医療学会学術大会 緩和医療～生老病死を慈しむ～会 期： 2025年7月4日（金）～7月5日（土）大 会 長 ： 田村 恵子（大阪歯科大学）Ｕ Ｒ Ｌ ： https://jspm30.org/会 場： 福岡国際会議場（福岡県福岡市博多区石城町2-1） マリンメッセ福岡A館（福岡県福岡市博多区沖浜町7-1） マリンメッセ福岡B館（福岡県福岡市博多区沖浜町2-1）開催形式： 現地＋オンデマンド（一部セッションを除く）後 援： 福岡市 公益社団法人 福岡県医師会 公益社団法人 福岡県看護協会 公益社団法人 福岡県薬剤師会【プログラム内容】痛みなどの身体症状、精神・心理的・社会的・スピリチュアルケア 、在宅ケア、教育・普及啓発・研究など、緩和医療において多岐にわたる分野の最新の知見や課題について学び合える、講演やシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ等があります 。※詳細はこちら：https://jspm30.org/program.html【申込方法】6月20日〆切１．取 材 申 込：https://jspm30.org/information3.html２．参 加 申 込：https://jspm30.org/registration.html大会長企画のゲスト紹介基調講演人間の本質としての「弱さ」について座長 田村 恵子 （大阪歯科大学）演者 宮坂 道夫 （新潟大学大学院 保健学研究科）[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-78c8b1c70b982fc17dc64a78efe2b612-118x118.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]死を前にする人、その人を前にしてケアをしようとする人。この二者の間には、「超えられない壁」、「埋められない距離」があるのかもしれませんが、誠実なケア者は懸命に「共感」しようとします。そこで鍵になるもの、二者の間で共有できるものが、人間としての「弱さ」なのかもしれません。最近様々な分野で「弱さvulnerability」という概念が注目されています。講演では、「弱さ」という不思議なものについて、様々な角度から考えます。特別講演ケアの炎をまきちらせ座長 白井 由紀 （関西医科大学 看護学部・看護学研究科 治療看護分野 がん看護学領域）演者 栗原 康 （東北芸術工科大学 芸術学部 文芸学科）[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-8151cf5f789a09516234be85116bcc91-122x122.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]一八五四年、クリミア戦争。その野戦病院で、ナイチンゲールがまっさきに行ったのは看取りであり、死にゆく兵士たちの精神的、肉体的苦痛を取り除くことでした。どうしたらいいか。それを考えぬいた結果として、感染症予防対策もうまれてきます。本報告では、そんなナイチンゲールの看護思想の核心にあったものはなにか。「キリスト教神秘主義」「ケア」などをキーワードにご紹介していきたいと思っています。豊かな最晩年をつくる-超高齢者の緩和ケア座長 荒尾 晴惠 （大阪大学大学院医学系研究科）演者 桑田 美代子 （医療法人社団慶成会青梅慶友病院看護介護開発室）[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-6ecbaf4976de56df1de1a1c2c69b4e18-122x122.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]人生100年時代と言われるようになりました。皆さんは90歳・100歳になった自分を想像したことがありますか。認知症になった自分を想像したことはありますか。そして、老いて介護が必要になった自分を想像したことがあるでしょうか。緩和ケアは、悪性疾患だけが対象ではなく、超高齢者・認知症にも必要なケアです。超高齢多死社会を迎えている我が国だからこそ、これまでの活動を通し、超高齢者の緩和ケアについてお話したいと考えています。ケアが成就する身体 ～自他が揺らぐことを肯定する座長 所 昭宏 （国立病院機構近畿中央呼吸器センター 心療内科／支持・緩和療法チーム）演者 中村 佑子 （(株)テレビマンユニオン、立教大学）[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-13dd5546fa4f3b4b825e841c80dd4081-122x122.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]精神的に不安定な母に付き添う ”ヤングケアラー” の経験から、私はケア的な身体とは、「私が誰だかわからなくなる」、自他の境界線が揺らぐ主体であることを発見しました。ケアをうまく成就できる「私」は、あらかじめ固まることを禁じられ、環境によって変化する可塑性をもっています。そうした「自他の流動性」は通常否定的に捉えられますが、ケアの深奥にある創造性に可能性を見出すというお話をしたいと思います。緩和ケアにおける研究と臨床は同じことである：黎明期の０から１を作る試行錯誤座長 前田 一石 （医療法人 協和会 千里中央病院 緩和ケア内科）演者 森田 達也 （聖隷三方原病院 緩和支持治療科）[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-adc70656d04938785b1beabfc090387b-125x125.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]緩和ケアにおける研究について依頼をいただいた。最近、研究について話してくれの依頼は多い。ところが、筆者の場合、特段「立派な研究しよう！」と思って研究を始めたわけではなく、臨床していて切羽詰まった「よく分かんないなあ」「もっといい方法ないかなあ」が起点となっており、研究と臨床は一体である。筆者がたどってきた経緯を振り返りながら、研究と臨床は同じことだと感じられる話をしたい。特別教育講演緩和ケアはどこまで標準化できるのか座長 宮下 光令 （東北大学大学院 医学系研究科 保健学専攻緩和ケア看護学分野）演者 田代 志門 （東北大学大学院 文学研究科 社会学専攻分野）[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-2b22919ed4c04641c476b0cfc5ac7445-123x123.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]この四半世紀の日本の緩和ケアの歴史を振り返ると、そこで起きた大きな変化は「標準化」にあるのではないでしょうか。診療ガイドラインの作成、様々な尺度やクリニカルパスの開発、さらにそれらを全国に普及させていく取り組みは、それ以前の緩和ケアのあり方を大きく変えていきました。この講演ではその過程を改めて振り返りながら、標準化とその先にある「標準化しえないもの」の意味について社会学の視点から考えてみたいと思います。海外招聘講演Compassion 360: Living an Integrated Life座長 栗原 幸江 （上智大学グリーフケア研究所/認定NPO法人マギーズ東京/駒込病院緩和ケア科）演者 Koshin Paley Ellison（New York Zen Center - Co-Founder, President, &amp; Guiding Teacher）[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-4072380e770b3bdf8e92344bbe5aa988-130x130.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ] ※AI通訳をご利用いただけます曹洞宗僧侶、作家、ユング派心理療法家。ニューヨーク禅センターの共同創設者。臨床パストラル教育（CPE）、NY Theological Seminary 認定プログラム、禅経典コースなど教育部門を担当し、NYZCCC創設以来17年間にわたり、10万人以上の人々の終末期ケアに 関わり、10,000人以上の医療者（医師、看護師、ソーシャルワーカーなど）のコンパッションとレジリエンスを育むトレーニングを提供している。禅をベースにしたこのプログラムは、アメリカの医療機関35ヶ所において研修医のトレーニングに取り入れられている。Compassionate Palliative Care - Aesthetics, Morality, &amp; Awe of Life「命を慈しむ緩和ケアの美意識、道徳観、畏怖の念」 座長 梅田 恵 （ファミリーホスピス株式会社 品質管理室）演者 岡田 圭 （Columbia University Seminar on Death, International Association for Spiritual Care, 臨床スピリチュアルケア協会（PASCH））[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/163174/1/163174-1-df152e1584ae189e6f45f35dd3641686-138x130.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ] ※日本語でご講演いただきます生老病死を慈しむ緩和ケアは、医療を提供する人自身が生老病死をどう意味づけているかを慈しむ意識に育まれるようです。さまざまな人たちの生老病死の体験談や表現に私たちはどう共感して、互いに生老病死を慈しむことができるのでしょうか。これを次の点で考察してみましょう：QOL、あるいは命についての見方。人が苦しみ、その苦痛に共感する時に相互に起きることをどう意識できるのか。何を自然で美しく味わい深いと感じるかが、生老病死の価値づけや美観を形作っていること。そして、人の痛みの共感が、どのように私たちの人間性理解の視野や意識を拡張し、成長や継承に展開してゆくのか。大会長企画シンポジウム老いに沿うコミュニケーション座長 白井 由紀 （関西医科大学 看護学部・看護学研究科 治療看護分野 がん看護学領域） 蓮尾 英明 （関西医科大学 心療内科学講座）演者 小川 朝生 （国立がん研究センター東病院精神腫瘍科 ／ 国立がん研究センター先端医療開発センター精神腫瘍学開発分野） 西山みどり （有馬温泉病院） 村瀬 孝生 （宅老所よりあい）老いとは、長い時間をかけて熟成された知恵や感性が積み重なる、豊かで味わい深いものではないでしょうか。 医療や介護の枠組みで語るとき、高齢者とのコミュニケーションは「適切な対応」や「技術的な工夫」が強調されがちです。しかし、本来、そんな枠組みを跳び越えた豊かさや奥行きが高齢者とのコミュニケーションには存在します。本シンポジウムでは、高齢者への深い愛と敬意を持つ専門家が集い、「老いに沿うコミュニケーション」をともに考えます。一人ひとりの生きた時間に触れ、そこにある美しさや奥深さをともに感じたいと思います。 知識や技術を超えて、老いとともにある時間を味わう場となることを願っています。多職種で考えるスピリチュアルケア座長 松原 貴子 （三重大学医学部附属病院 緩和ケアセンター） 坂井さゆり （新潟大学大学院保健学研究科）演者 岡本 禎晃 （公立大学法人敦賀市立看護大学） 金田 諦晃 （東北大学大学院 文学研究科/東北大学病院 緩和医療科） 栗原 幸江 （上智大学グリーフケア研究所/認定NPO法人マギーズ東京/駒込病院緩和ケア科） 田尻 寿子 （静岡県立静岡がんセンター リハビリテーション室）近年、緩和ケアにおけるスピリチュアルケアの重要性が広く認識されつつあります。患者の身体的苦痛の緩和だけでなく、精神的・スピリチュアルな側面へのアプローチが求められるようになり、多職種によるチームアプローチが必須であるとされています。しかし、医師や看護師以外の職種がどのようにスピリチュアルペインにかかわり、どのような価値観を持ってケアを実施しているのか、その実態については十分に紹介されていません。本シンポジウムでは、各職種が、臨床場面で、どのようにスピリチュアルペインを捉え、どのような観点でケアを実践しているのかについて、その多様性について共有します。報道関係の方からのお問合せ先第30回日本緩和医療学会学術大会 運営事務局株式会社JTBコミュニケーションデザイン コンベンション第二事業局内E-mail: jspm30-sponsor@jtbcom.co.jp企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000163174.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp