NPO法人eboard、外国につながる子や読み書きに困難がある子のための「やさしい日本語」化ツール実証協力校を募集開始

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70582/39/70582-39-914f9095f8daee3a17e06bacae1a0b29-1280x720.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]NPO法人eboardは、開発・実証を進めてきた、生成AIを活用した「やさしい日本語」化ツールにつきまして、2025年度における本ツールの実証にご協力いただける学校・教育現場の募集を開始します。本ツールは、外国につながる子や、読み書きに困難があるなど特別支援が必要な子が在籍する学校での活用を想定しています。この活動は、公益財団法人トヨタ財団および株式会社セールスフォース・ジャパンからのご支援を受け、本ツールの開発などを実施しています。増加する日本語指導が必要な子どもたちと教育現場の課題近年、日本の学校教育現場では、外国につながる子など、日本語指導が必要な子どもたちの数が増加傾向にあります。文部科学省が行った令和5年度の調査では、6.9万人となっており、過去10年間で最多となりました。[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70582/39/70582-39-04d6740ce172229b7f7a732bf64456fd-550x427.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]これらの子どもたちの学習・コミュニケーション環境の整備は喫緊の課題ですが、支援体制は地域によってばらつきがあり、また、日本語指導ができる人材も不足している状況です。このような背景から、外国の方にも分かりやすいように配慮された「やさしい日本語」の活用が、行政機関や外国人支援団体などで広がりを見せており、教育現場での活用も期待されています。[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70582/39/70582-39-dae51ff9acc5008369e0be1f7a2ff352-1115x667.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]生成AI活用「やさしい日本語」化ツールとはeboardでは、2020年より、ICT教材eboardの映像授業約2,000本に「やさしい日本語」の考え方を取り入れた「やさしい字幕」を付与する取り組みを進めてきました。この活動の知見を活かし、eboardでは、生成AIを活用した「やさしい日本語」への自動変換ツールの開発および実証を進めてまいりました。なお、この取り組みにあたっては、公益財団法人トヨタ財団および株式会社セールスフォース・ジャパンからのご支援を受けています。本ツールは、学校で使われるプリントや指示、連絡事項などの文章を、日本語指導が必要な子どもたちや、読み書きに困難のある子どもたちにも理解しやすい、「やさしい日本語」に変換することを目的としています。将来的には、多言語への翻訳機能の搭載も視野に入れています。[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/70582/39/70582-39-868910fb1c1284305616e5e0d10d1006-810x397.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]▲「やさしい日本語」化ツールによる変換イメージ外国につながる子、読み書きに困難のある子などの学習支援へ「やさしい日本語」化ツールは、以下のような子どもたちの学習支援に、特に効果を発揮することが期待されます。● 外国につながりを持ち、日本語の習得に時間を要する子どもたち● 聴覚情報よりも視覚情報からの理解が得意な子どもたち● 読み書きに困難があり、文章の読解にサポートが必要な子どもたちこのような子どもたちが在籍する、または入学する可能性のある、以下のような学校・教育現場での活用を想定しています。● 日本語の指導を必要とする児童生徒が在籍する小・中学校、高等学校● 多様な学習ニーズを持つ子どもたちが学ぶ、特別支援学級や通級指導教室、フリースクール、学習塾など● 外国人集住地域、または今後外国人住民の増加が見込まれる地域の教育委員会および学校・教育現場2024年度の活用実証で見られた効果2024年度に実施した実証実験では、ご協力いただいた学校現場から、以下のような活用例や効果が報告されています。● 授業プリントの「やさしい日本語」化：教員が作成した授業プリントをツールで変換し、日本語指導が必要な児童に配布したところ、内容理解度が向上し、授業への参加意欲が高まった。● 連絡帳や学級通信の翻訳補助：保護者向けの連絡事項を「やさしい日本語」に変換し、さらに母語への翻訳（※実証段階の機能）と併用することで、日本語が得意でない保護者とのコミュニケーションが円滑になった。● 学びにくさを抱える子の意欲向上：自閉傾向による語彙の乏しさから文章を読むことが嫌いだった子が、ツールにより好きなバレーボールへの知識を深め、試合で審判にまでチャレンジできるようになった。これらの事例から、本ツールが子どもたちの学習理解を助けるだけでなく、教員の負担を軽くし、さらには学校と家庭との連携をよりスムーズにすることにも役立つ可能性が見えてきました。2025年度実証協力校募集要項以下のとおり、「やさしい日本語」化ツールの実証にご協力いただける学校・教育現場の募集を開始します。● 目的： 生成AIを活用した「やさしい日本語」化ツールの教育現場における有効性の検証、および機能改善・精度向上に向けたフィードバックの収集● 対象： 全国の小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、フリースクール、学習塾、教育委員会、その他教育支援機関等で、外国につながる子または読み書きに困難があるなど特別支援が必要な子が在籍する団体。● 協力内容：○ eboardが提供する「やさしい日本語」化ツール（Webアプリケーション）の利用○ ツール活用に関する定期的なフィードバック（アンケート、ヒアリング等）への協力○ （可能な範囲で）活用事例の共有● 提供内容：○ 「やさしい日本語」化ツールの無償提供○ 活用に関するサポート、研修機会の提供● 応募方法： 以下の応募フォームよりお申し込みください。外国につながる子に関わる学校・教育機関特別支援が必要な子に関わる学校・教育機関NPO法人eboardの取り組みNPO法人eboardは、「学びをあきらめない社会」をミッションに、インターネットを通じて、経済的理由、不登校、障害などの事情を抱える子どもたちの学習機会の保障を目指して活動しています。団体が開発・運営するICT教材eboardは、約2,000本の映像授業と約10,000問のデジタルドリルで構成され、公立学校・非営利活動、ご家庭での利用（個人）には無料で提供。全国の公立学校や学習支援団体、フリースクール、地方の公営塾など12,000カ所以上の教育現場で導入され、毎月20～30万人に利用されています。NPO法人eboardについて企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000070582.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp