サステナブルな水産業の実現を目指す遠隔自動給餌システムの共同実証試験を開始

https://food-and-life.co.jp[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49164/677/49164-677-519151523ee60c316bbf5c2a243c8609-3130x1761.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ] ＜遠隔自動給餌システムの共同実証試験を行う養殖場＞ 株式会社FOOD &amp; LIFE COMPANIES（以下、F&amp;LC）、尾鷲物産株式会社（以下、尾鷲物産）およびヤンマーホールディングス株式会社（以下、ヤンマーHD）は、サステナブルな養殖業の実現を目指し、ブリ養殖における遠隔自動給餌システムの共同実証試験を、2025年6月より本格的に開始しました。 近年、天然に依存しない水産資源として養殖業の重要性が増す一方、人手不足や給餌コストの上昇に加え、夏の海水温の上昇による漁獲量への影響が課題となっています。今回、ヤンマーHDが開発した遠隔自動給餌システムは、エネルギーコストが今までより低減可能な海水と餌との混合給餌技術を取り入れると共に、将来の沈下式生簀への適用も考慮したシステムとなっています。まずは、年間約60万尾の生産を行う尾鷲物産のブリ養殖場（三重県尾鷲市）での海面生簀での実証試験を行った後、沈下式生簀への適用を進めていきます。 また、本実証試験による養殖したブリについては、F&amp;LCによる食味分析などを経て、F&amp;LCが運営するスシローの一部店舗にて2026年中の販売を計画しています。■共同実証試験について1．実証試験概要場所：尾鷲物産株式会社 尾鷲養殖場（三重県尾鷲市）期間：2025年6月から2026年1月（予定）対象：ブリ 約14,000尾2．各社の役割- 株式会社FOOD &amp; LIFE COMPANIESF＆LC基準での養殖ブリの品質評価- 尾鷲物産株式会社養殖場の提供、ブリの育成、実施作業の技術支援・評価- ヤンマーホールディングス株式会社遠隔自動給餌システムの開発と運用、実証データの取得と分析3．共同実証試験により目指す姿 F&amp;LCは「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」をVISIONに据え、お客さまに安全で美味しい食をお届けし続けるため、「水産物の持続可能な調達」が重要であると考えています。その実現に向け、適正な天然魚の利用と同時に、計画的な調達が可能となる養殖事業者さまとの連携で安定調達に向けた基盤づくりに取り組んでいます。また、環境変化に対応した水産物の研究や企業との連携による養殖現場の生産性向上を実現しサステナブルな水産資源の調達を目指しています。 尾鷲物産は、マーケットニーズに対応した品質の養殖魚を持続的に供給するため、大学との連携などにより地域の環境特性に合わせた先進的な養殖技術の開発・確立に取り組んでいます。 ヤンマーグループでは、持続可能な社会「A SUSTANABLE FUTURE」の実現に向け、「食の恵みを安心して享受できる社会」を目指しています。水産業においても「獲る漁業から育てる漁業」を推進し、養殖設備などの海洋ソリューションを提供することで資源を無駄なく使う、持続可能な漁業への貢献に取り組んでいます。ヤンマーグループの養殖関連技術と尾鷲物産の養殖生産体制、F＆LCの水産業界の知見を集約した、川上から川下まで一気通貫の実証試験により、持続可能な水産経営モデルの創出を目指します。4．養殖関連技術について ヤンマーグループでは、専用の水中カメラで撮影した魚影のデータを基に、画像認識技術を用いて魚数および魚体重を自動計測する技術や、安定出荷を可能にする三倍体マガキの種苗生産技術といった養殖関連技術を有しています。 本実証試験では、農業機械や建設機械等で用いる遠隔地でコントロール可能な遠隔操縦技術を活用し、遠隔自動給餌システムを開発しました。人間工学に基づいた設計により、複数の生簀の状態を一瞥で確認できるHMI（Human Machine Interface）を採用し、効率的な複数生簀への同時給餌が可能となりました。遠隔地から給餌の様子が確認できるため、従来よりも給餌の効率化、作業量の低減が図れます。また、社会情勢の影響で餌代の価格高騰が続く中、海水と餌との混合給餌技術により、給餌時の餌の割れ欠けを低減し効率の良い給餌が可能となり、餌料効率の改善も期待されます。[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49164/677/49164-677-11c30b6d61f4eaf73c4e8fe5d3df68e6-3283x2189.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ] ＜遠隔自動給餌システム管理画面の例＞[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49164/677/49164-677-d1033d3a9600e543e2435aa3500d12c0-2960x1973.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ] ＜遠隔自動給餌システムを活用した給餌の様子1＞[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/49164/677/49164-677-2e2a42c0fe4fe35d069a5b7c10b3bcfe-3283x2189.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ] ＜遠隔自動給餌システムを活用した給餌の様子2＞＜FOOD &amp; LIFE COMPANIES について＞ F&amp;LCは、日本を含む10カ国・地域で1,100を超える店舗を「スシロー」「京樽」「回転寿司みさき」「杉玉」などのブランドで展開しています。私たちは美味しい『食（FOOD）』を、お取引先さまや従業員、地域の方々などの『人たち（COMPANIES）』と一緒に提供し、お客さまの生活や人生（LIFE）を豊かにしたい、という思いをもち、そのために社会課題を解決しながら企業の成長も実現してまいります。URL:https://www.food-and-life.co.jp＜尾鷲物産について＞ 尾鷲物産株式会社は1972年 地域の物産品を販売する会社として尾鷲市のスーパーマーケットの水産部門から独立、創業致しました。以来マーケットのニーズに応える 『マーケットイン』 の考え方のもと、生産・加工・流通・販売に至る垂直統合型『サプライチェーン』の構築に取り組んで参りました。当地域の立地的特徴として、中部圏、関西圏、関東圏といった大消費地域へのアクセスに優れ、この陸送による翌日配送が可能な立地に、優れた自然環境の漁場、そして加工場があります。又、自営のブリ養殖場は愛媛県にもあり、これら自営の養殖場で生産される魚とサプライチェーンに加わって頂いた協力生産者の方々に育てて頂いた魚、そして自営の加工場で加工を行うことにより一貫した品質の管理を徹底し、マーケットが求める魚種・部位・数量に応えられるよう、安定した品質・供給・価格の持続的な製品供給体制づくりに取組んでおります。＜ヤンマーについて＞ 1912 年に大阪で創業したヤンマーは、1933 年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHG フリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントとして掲げ、持続可能な社会を実現します。詳しくは、ヤンマーのウェブサイト https://www.yanmar.com/jp/about/ をご覧ください。＜注記＞記載内容はリリース発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000677.000049164.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp

サステナブルな水産業の実現を目指す遠隔自動給餌システムの共同実証試験を開始

トピックス

リリースニュースランキング

このカテゴリーについて