フリーランスに“夏休み”はない？ 6割が「休日の概念がない」と回答、約3人に1人が休日にも業務で使用するデジタルデバイスを持ち歩いている

柔軟性が高い働き方の一方、休日も「収入」や「将来」への不安から「メンタル悪化スパイラル」に陥り、58%が不調を経験するも、相談相手1位が『誰にも相談せず』43%で2位の『友人』26%を大幅に上回る[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-8f41af782ced2d7cb1198a08f140774c-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、フリーランスと企業のマッチングサービスを運営する株式会社テックビズ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：中島一樹、以下「テックビズ」）は、全国のフリーランスを本業とする男女500名を対象に「フリーランスのメンタルヘルスに関する実態調査」を実施いたしました。テックビズは「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションに掲げており、多様な働き方が注目され、即戦力として期待される中、フリーランスという就業形態特有の課題に注目しています。夏休みシーズンを迎えるこの時期の調査により、フリーランスにおける「休息」を取ることの課題と、心身の不調に対する適切なサポート体制の必要性が明らかになりました。調査結果サマリ１.フリーランスの58%がメンタル不調を経験原因は「収入の不安定さ」「将来への不安」が最多に２. 「休日の概念がなくなった」と6割以上が回答柔軟性が高い働き方の一方、約3人に1人が業務用のデジタルデバイスを休日にも持ち歩く実態～約6割が“ネガティブ感情”を抱える休日、その背景に「収入減への不安」～３.メンタル不調時の相談相手1位が『誰にも相談せず』(43%)で2位の『友人』（26%）を大幅に上回る～“孤独”と“相談できない環境”が、メンタル悪化のスパイラルに～調査の実施背景厚生労働省による「労働者」基準の40年ぶりの見直しの進行に伴い、個人事業主やギグワーカーなど多様な働き手の保護強化への期待が高まっています。また、昨年11月に「フリーランス保護新法」（正式名称：特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律）が施行されました。この法律はフリーランスとして安心して働ける環境を整備するための画期的な法整備として注目されています。こうした社会的な動きと並行して、近年、働き方の多様化が進み、フリーランスとして活躍する方が増えています。企業からは即戦力として、また専門性の高い人材として注目される一方で、安定性やセーフティネットの欠如といった構造的な課題に直面し、心身のバランスを崩すケースも少なくありません。特に夏休みシーズンを迎え、世の中が休暇を楽しむムードで盛り上がる一方で、フリーランスにとっては「休み」の概念が曖昧になりがちです。柔軟な働き方ができる反面、収入や将来の不安定さから、休日に対してネガティブな感情を抱くフリーランスもいます。テックビズは、「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションとして掲げ、フリーランスがより安心して、心身ともに健康に働き続けられるためには適切なサポート体制の整備が重要だと考えています。本調査は、フリーランスが直面する「休息」「働き方の課題」や、それによって生じる心身への影響の実態、そして「相談環境の不足」といった課題に焦点を当て、フリーランスがより健康的に働き続けるための課題を明らかにすることを目的に実施しました。これにより、適切なサポート体制の必要性を明確にし、より安心して働ける環境づくりを進めてまいります。調査結果１.フリーランスの58%がメンタル不調を経験原因は「収入の不安定さ」「将来への不安」が最多に直近1年でメンタル不調の兆しを感じた人は全体の58.0%にのぼり、その多くが「漠然とした不安感や焦り」（24.0%）、「やる気の低下」（23.8%）といった心理的な不調を訴えています。その背景には、「収入の不安定さ」（53.8%）や「将来への不安」（49.0%）といった、フリーランス特有の構造的な不安要素が見えてきました。働き方の柔軟性や自由度が高い一方で、安定性やセーフティネットの欠如が、心身に影響を与えている実態が浮き彫りになっています。[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-90f1a99d83808db1d1a3edb9ee3958a4-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]２. 夏休みシーズン目前も、「休日の概念がなくなった」と6割以上が回答～柔軟性が高い働き方の一方、約3人に1人が業務用のデジタルデバイスを休日にも持ち歩く実態半数以上が“ネガティブ感情”を抱える休日、その背景に「収入減への不安」～夏本番が近づくなかでも、フリーランスにとって「休み」は簡単に得られるものではありません。「フリーランスになってから休日の概念がなくなった」と回答した人は60.4%。理由として「仕事とプライベートの境界が曖昧」（59.6%）が挙げられました。「収入が不安定で働かないと不安」（38.1%）という声も多く、休みそのものよりも、“休むことによる収入減”への不安を感じている人もいます。[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-6e544975b9fc978f8590e2d29d6a2dc1-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]実際に、休日にネガティブな感情を抱く人は57.2%。「仕事の機会や収入を逃す焦り」（27.6%）を感じている人も少なくありません。[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-b1a308969d94e0d808244c372f7df20b-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]さらに、約3人に1人（33.6%）が休日にも業務用デジタルデバイスを持ち歩き、その理由として「急な仕事にすぐ対応するため」（51.4%）が多数を占めました。フリーランスにとって休日は“完全にオフ”にすることが難しく、常に仕事を意識せざるを得ないという実情が見えてきました。[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-5401752f3f9d9e3206026c77e62bc1d3-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]３. メンタル不調時の相談相手1位が『誰にも相談せず』(43%)で2位の『友人』（26%）を大幅に上回る ～“孤独”と“相談できない環境”が、メンタル悪化のスパイラルに～フリーランスの3人に1人以上が「仕事中に孤独を感じる」と回答。孤独を感じる瞬間としては、「体調を崩しても代わりがいないとき」（41.5%）、「相談したいことがあっても相手がいないとき」（32.8%）、「今日は誰とも会話していないと気づいたとき」（32.8%）といった、“つながりのなさ”が強調されました。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-592e997c229cdc21505b0014387dbc2a-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]注目すべきは、『メンタルヘルスの不調を感じたとき、誰かに相談したことはありますか？』という質問に対して、『誰にも相談しなかった』人が43.4%で1位となり、2位の『友人』（26.2%）を大きく引き離す顕著な結果となった点です。[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-02e5e93861b13c267ed0b0f43cb44737-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]また、メンタルヘルスに不調が生じた際に、カウンセラーに相談しにくいと感じる人が71.2%、医師に相談しにくいと感じる人も69.6%に上る点も重要な課題です。約7割のフリーランスが専門的な支援を受けにくい状況にあり、メンタル悪化のスパイラルを加速させている実態が明らかになりました。[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/126520/32/126520-32-8eafdbd22b293825b191a23986e11af3-2401x1201.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]＜調査概要＞調査期間：2025年6月2日～6月5日調査方法：インターネット調査調査対象：全国20歳～60歳/扶養に入っていない/フリーランスを本業とする男女500名代表取締役 中島一樹からのコメント今回の調査により、フリーランスの58%が心身の不調を経験し、その多くが「収入の不安定さ」や「将来への不安」を抱えていることが明らかになりました。さらに注目すべきは、不調時に43%が「誰にも相談しなかった」という状況です。働き方が多様化する現代において、フリーランスが即戦力として企業の成長を支える重要な存在となる一方で、適切なサポート環境の不足により、専門性や経験を十分に活かしきれない状況が生まれています。当社は、「フリーランスがより主体的に働ける場と環境の提供」をミッションとして掲げており、フリーランスがより安心して、心身ともに健康に働き続けられるための環境整備が急務だと考えています。この調査結果を受け、テックビズは単なるマッチングサービスにとどまらず、フリーランスが抱える構造的な課題の解決に向けて取り組んでまいります。収入の安定化支援、相談体制の充実、そしてフリーランス同士のコミュニティ形成など、包括的なサポート体制の構築を通じて、今後もフリーランスがより活躍できる環境づくりを推進してまいります。フリーランス一人ひとりの専門性と多様な経験は、企業の持続的成長と変革の重要な原動力となっています。当社は、こうした人材を「人的資本」として捉え、その価値を社会的に共有することで、個人と企業双方の成長、ひいては日本経済全体の活性化に貢献してまいります。株式会社テックビズについてテックビズは、「働き方を変え、世界を変えていく」をスローガンに掲げ、国内最大級のITフリーランス向けエージェント「TECHBIZ」をはじめとした、個人と企業のマッチングサービスを提供しています。専任コンサルタントによる、テクニカルスキルとヒューマンスキルの双方からの高品質なマッチングによって、継続稼働率約97%を実現しています。2021年より3年連続「アジア太平洋地域における急成長企業ランキング」にランクインしています。創業以来、「人生を豊かにする新たな働き方の創造」というパーパスのもと、フリーランスにはより主体的に働ける場と環境の提供を、企業には、人材不足やDX化といった変化の激しい社会における、持続的な成長の支援をすることで、人生を豊かにする新たな働き方の創造を目指しています。[表: https://prtimes.jp/data/corp/126520/table/32_1_9e38240583e51fe1118310e9f038559b.jpg?v=202506230946 ]企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000126520.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp