被爆・戦後80年を4人の視点で発信　初の「子ども平和新聞」発行〔千葉〕

次世代につなぐ戦争・被爆体験生活協同組合パルシステム千葉（本部:千葉県船橋市本町、理事長：高橋由美子）は7月、「子ども平和新聞プロジェクト」を実施し、利用者世帯の小学生4人が「子ども平和新聞」を発行しました。元朝日新聞経済部デスクの山瀬一彦さんからジャーナリズムの視点を学び、被爆者から聞いた体験や朗読劇の鑑賞で知った、戦争の爪痕と平和の大切さをそれぞれの視点で記事にしました。記者の「心が動いた」を新聞に子ども平和新聞の記事を書いたのは、小学5年生の浅野結音さん、中村ゾーイ麻椰さん、井上友斗さん、小学6年生の高山海里さんです。「戦争をなくすため、自分にもできることを考えたいです」などそれぞれの思いで応募した「子ども記者」4人です。子ども記者は、被爆者から話を聞きそれぞれが心を動かされ、伝えたいと思ったことを記事にまとめました。新聞を書き上げた子ども記者は「被爆者の話を初めて聞き、原子爆弾の恐ろしさを知りました。戦争や核兵器を使うことは絶対にやっちゃいけないと思いました」「健康であることが罪と感じたという被爆者の言葉に、深い悲しみを知りました」など、プロジェクトを通じて得た体験の感想を言葉にしました。「新聞を書いたことで、少しでも平和に近づけるといいです」と、タイトルに「平和へ一歩新聞」と名付けた子ども記者もいました。[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-f5c1fdf5bca671f03f9344944ee58503-3900x2148.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]▲前列左から浅野さん、中村さん、井上さん、高山さん子ども記者が発行した「平和こども新聞」d6976-872-1b89a704997f89662e73b934cd69f128.pdf元新聞記者がジャーナリズムを伝授「子ども平和新聞プロジェクト」は、日本生活協同組合連合会（本部：東京都渋谷区渋谷、新井ちとせ代表理事会長）が全国の生協に呼びかけるもので、パルシステム千葉は戦後80年となる今年を機に、初めて実施しました。完成した新聞は、日本生協連のコーポレートサイトなどでも紹介される予定です。プロジェクトは7月12日（土）、山瀬さんから新聞作りのコツやジャーナリズムの視点を教えてもらうことから始まりました。人の心を動かす「伝える価値」がある情報を集めることが記者の役割であると教わり、山瀬さんが話したことを取材メモにまとめ、20分間で記事にする練習をしました。同じ話を聞くなかでも、各自が伝えたいことを取り上げた見出しは異なり、それぞれの視点で記事を作る体験をしました。[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-9e3039e72cbc61799b3f09c76806d3ae-3900x2600.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]▲「心が動くことを記事に」と伝える山瀬さん[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-ebf9973f630670b3ab6db4d3d52206f5-3900x2600.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]▲記事の書き方を教わる中村さん被爆者と次世代が伝えた平和への思い7月21日（月）には、千葉県生協連が主催するイベント「子どもたちに平和な未来を2025」に参加し、広島で被爆した八千代市在住の小谷孝子さんと中村紘（ひろし）さんから話を聞きました。小谷さんは、6歳の時に被爆しました。建物の陰にいて奇跡的にかすり傷で助かりましたが、3歳の弟を全身の火傷で4日後に亡くしました。水を求めてさまよい歩く犠牲者たちの姿を目の当たりにしましたが、ただ眺めていることしかでなかったといいます。弟の分身である人形「あっちゃん」とともに、当時の悲惨な記憶を穏やかな語りで子どもたちに伝えてくれました。中村さんは、2歳で被爆したため当時の記憶はほとんどありません。母親も「あれは地獄」と話すだけで、何も語ってくれませんでした。それでも被爆した一人として、原爆の恐ろしさを次世代に伝えるため語り部としての活動を続けています。「平和と平等と命」の大切さを伝え「命はあなたたちが使える大切な時間」と訴えました。不二女子高等学校（市川市、會田一雄理事長）演劇部は、朗読劇「サダコのメモ」を上演しました。広島の「原爆の子の像」のモデルとなった、被爆後に白血病で亡くなった佐々木貞子さんに関する史実を基にオリジナルで作成された朗読劇です。それぞれの話を聞いた後、参加者たちは自身が感じ、受け止めたことをグループになり伝え合いました。子ども記者はイベント終了後、登壇者へインタビューしました。山瀬さんから教わった通り、確かめたい事実やもっと聞きたいエピソードを積極的に質問し、取材メモにまとめていました。登壇者が熱心に答えてくれたことを持ち帰り、完成したのが4枚の「子ども平和新聞」です。[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-f026a895b7d533e9ef8b023c068aa049-3900x2569.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]▲懸命にメモを取るこども記者[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-76e24ae68fd538ee782abc0ecb94a1ad-3900x2563.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]▲質問に答える中村さん（左から2人）と小谷さん（中央）パルシステム千葉は「協同の精神に基づき『平和な社会づくり』に貢献します」を基調とした平和方針を掲げ、学習会などを通じて平和の大切さを学び、行動してきました。これからも、人と人のつながりを大切にし、平和な社会づくりのためできることを考え続けます。[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-160753b20a58560ae3595fb104009fb8-3900x2563.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]生活協同組合パルシステム千葉所在地：千葉県船橋市本町2-1-1船橋スクエア21 4階、理事長：高橋由美子出資金：106億円、組合員数：27万人、総事業高：362.9億円（2025年3月末現在）HP：https://www.palsystem-chiba.coop/パルシステム生活協同組合連合会所在地：東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長：渋澤温之13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,604.2億円/組合員総数176.2万人（2025年3月末現在）会員生協：パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎHP：https://www.pal-system.co.jp/[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/6976/872/6976-872-03bc4d44729337a1f1794795180bf080-1104x351.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]2025年は国際協同組合年です企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000872.000006976.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp