デジタル公共財のための研究機関Beacon Labs設立

Fracton ResearchがFracton Ventures株式会社のR&D事業から、一般社団法人Beacon Labsとして独立これまでFracton Ventures株式会社のR&amp;D部門としてデジタル公共財に関する研究を行ってきたFracton Researchは、このたび一般社団法人 Beacon Labs（代表理事：赤澤直樹、以下Beacon Labs）として独立し、正式に活動を開始しました。Beacon Labsは、デジタル公共財の持続的な発展を目的に、インパクト評価や資金提供メカニズムに関する研究開発を行う研究機関です。[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/167716/1/167716-1-6dd8dd7e1988728f1df0c4ada2582679-1150x601.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]これまでの活動Fracton Researchは2023年10月に立ち上がり、Ethereumエコシステムを中心にデジタル公共財の資金提供メカニズムに関する研究を進めてきました。近年は、運営モデルの異なる助成プログラムを定量的に分析する研究を主に実施。助成金額や受給者数などの指標を横断的に比較した結果、民主的な運営モデルでは資金が比較的均等に分配される一方、トップダウン型の財団モデルでは受給額に大きなばらつきが見られる傾向が明らかになりました。この研究成果は、タイのバンコクで開催されたEthereum Foundation主催の国際カンファレンスDevcon SEAで発表し、記事および動画として公開しています。- 記事：https://beaconlabs.io/ja/reports/a-retrospective-quantitative-review-of-crypto-grants-programs/- 動画：https://youtu.be/YyoQSc4iDPk?feature=shared[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/167716/1/167716-1-bc0e04e127b66091c703fe41acb1edf8-1999x1125.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]Funding the Commons Bangkokでの講演さらに、Funding the Commons Bangkokでは、助成プログラム分析に関するワークショップを開催。併催のハッカソンでは、IES（Impact Evaluation Service）プロトコルを開発し、インパクト評価者のレポートを評価し適切なインセンティブを与える仕組みを提案しました。このプロトコルは、チェンマイで1か月間実施されたFunding the Commons Builders Residencyを通じて開発され、ハッカソンで表彰されています。[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/167716/1/167716-1-c171945e289a536036d85ff9c1eef2b3-1999x1500.png?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]Funding the Commons Bangkokで受賞スピーチまた、日本初開催となるFunding the Commons Tokyoを共催。Ethereum開発者に加え、NPO、研究者、行政関係者など多様な参加者が集い、テクノロジーを活用した公共財への資金提供について議論しました。Ethereumエコシステムと実社会をつなぐ重要な試みとなりました。[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/167716/1/167716-1-7f88f7946df96ed9a1ff0c42a733da0d-1280x960.jpg?width=536&amp;quality=85%2C75&amp;format=jpeg&amp;auto=webp&amp;fit=bounds&amp;bg-color=fff ]Funding the Commons Tokyo運営チームデジタル公共財と資金提供の課題オープンソースソフトウェアをはじめとするデジタル公共財は、インターネット基盤やグローバル性を特徴とします。しかし、これらを持続的に維持・供給するには、十分なリソースが開発者や支援者に届く仕組みが不可欠です。特にEthereumエコシステムでは、デジタル公共財のために様々な資金提供の実験的取り組みが行われています。代表例の一つがQuadratic Funding（QF）です。QFは、寄付総額ではなく「どれだけ多くの人に支持されているか」に重点を置き、より広く関心を集める取り組みに多くの資金を集める仕組みです。Ethereumで実証されたQFは、近年では実社会での応用も進んでいます。しかし、特定の仕組みだけに依存することには限界もあります。公共財はそれぞれ異なるアウトカムを目指しており、単一の価値基準ではその多様な文脈や価値を公平に評価することはできません。多様な価値観を尊重し、多角的な視点で資金提供の仕組みを構築することが必要とされています。Beacon LabsのミッションとアプローチBeacon Labsは、「多元的な価値を尊重し、デジタル公共財を公平かつ納得感をもって効果的に支援できる仕組み」の構築を目指します。そのために以下のような取り組みを進めていきます。- デジタル公共財の評価手法の研究デジタル公共財の社会的・文化的インパクトを適切に評価する方法論を開発。また、その方法論を応用した支援システムの構築。- 複数の評価モデルや視点を統合した資金配分設計単一手法に依存せず、多角的な観点を組み合わせ、より多くの関係者が納得できる持続的な資金循環モデルを構築。- プロジェクトごとに最適化された評価基準の策定ソフトウェア開発では利用者数や改善速度、教育事業では学習効果や地域貢献度など、分野に応じた評価指標を設定。Ethereumエコシステムで培った知見を基盤としながら、より広範な社会課題への応用を目指していきます。会社概要本件に関するお問い合わせ先：info@beaconlabs.io法人名：一般社団法人Beacon Labs住所：東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C代表理事：赤澤直樹Webサイト：https://beaconlabs.io/jaSNS：https://x.com/beaconlabs_ioGitHub：https://github.com/beaconlabs-io企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000167716.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp

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