プレミアリーグで今季インプレーの時間が大幅に減少していることが明らかになり、CKやスローインにも「8秒ルール」を導入することが検討されているという。
『The SUN』によれば、今シーズンのプレミアリーグではスローインでロングスローを使うクラブが増加しており、その割合は昨季と比べて2倍以上に高まっているそう。
特にブレントフォードがこれを多用していることが指摘されており、スローインからゴール前にボールを投げ込んでいく戦術が見直されていることが明らかになっている。
その影響もあり、プレミアリーグでのインプレー時間は1試合平均54分21秒となっており、これは昨季と比べて133秒も減少しているという。
記事によれば、その対策について現在IFAB(国際サッカー評議会)のメンバーの間で議論が行われているという。
そして検討されているのは「コーナーキックやスローインにおいて、ゴールキーパーがキャッチしたあとのキックと同じ『8秒ルール』を導入する」というルールであるとのこと。
ゴールキーパーがキャッチしたボールについては今夏から「蹴ることができる状況になってから8秒以内に蹴らなければならない」という制度になっており、インプレー時間を増加させる効果を表している。
ただ、いずれにしてもルールの変更には2月に開催されるIFABでの承認が必要になるほか、その後どこかのリーグや大会においての試験導入を経て検討されることになる。