2026年W杯予選を世界最速で突破した日本代表。9月にはアメリカに遠征して、W杯共催国であるアメリカ、メキシコとの親善試合を行う。

同じくW杯出場を決めている韓国も9月にアメリカ、メキシコとの2連戦を戦う。

その韓国代表は、25日に招集メンバーを発表する。そうしたなか、韓国紙『Dailian』は「イェンス・カストロプが選ばれるかが注目されている」と伝えていた。

「W杯まで1年を切った時点で、北中米の強豪たちとの実戦模擬試験を行う大切な機会になるため、ホン・ミョンボ監督はトップクラスの選手たちを編成する見込み。

最大の関心事はカストロプが選ばれるかどうかだ。最近、彼は所属をドイツサッカー協会から韓国サッカー協会に変更し、韓国代表に対する意志を明らかにした。

韓国代表にとって、高い運動量と卓越したプレッシングスキルを誇るカストロプの加入は大きなプラスとなるだろう。

もしカストロプが招集されれば、外国生まれで外国にもルーツを持つ選手が韓国代表チームで活躍する初の事例になる見通しだ。

韓国代表には、韓国人の母親とイギリス人の父親の間で生まれ、1998年W杯に出場したDFチャン・デイルがいたが、彼の出生地は韓国だ。

カストロプがホン・ミョンボ監督に選出されれば、韓国代表でプレーする初の二重国籍の男子選手となる」

カストロプは、2003年生まれの22歳。ドイツ人の父と韓国人の母の間にドイツのデュッセルドルフで生まれた。

ニュルンベルクでブレイクすると、この夏に町野修斗も所属するドイツ1部のボルシアMGへ移籍。

彼はドイツU-21代表経験があったが、韓国がかねてより、その存在に注目していた。そして、先月、ドイツサッカー協会から韓国サッカー協会への所属変更が完了した。

なお、韓国女子代表では、アメリカ人の父と韓国人の母を持つアメリカ生まれのケーシー・フェアが2023年からプレーしている。

日本代表は9月6日にメキシコ、9日にアメリカと対戦。韓国は6日にアメリカ、9日にメキシコと対戦する。

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