かつてドルトムントやアーセナルで活躍した元チェコ代表トマーシュ・ロシツキー。

アーセナル時代には宮市亮ともプレーしたスターは、「小さなモーツァルト」と呼ばれるなど優雅なテクニックを誇る選手だった。

44歳になった現在は、古巣スパルタ・プラハでスポーツディレクターを務めていたが、クラブは26日にロシツキーが緊急入院していたと発表した。

「トマーシュ・ロシツキーが先週火曜日、集中治療室に緊急入院した。診断名は心臓疾患で、詳細は明らかにしないが、手術は必要なかった。

この公式発表まで、関係者と家族、一部の親しい人間だけがこの件について知っていた。事態の深刻さを鑑み、先週末に自宅療養のために退院した後、ファンや一般の方々への情報提供を行う。

『私は選手としてもスポーツディレクターとしても、何事にも全力で、頭から突き進むことに慣れていた。

右も左も気にせず、100%の力で取り組んでいた。しかし、現在の状況は、もっと自分自身に気を配る必要があることを改めて認識させられた。

不健康な生活習慣、運動不足、そして家族性体質(遺伝的要因)が残念ながら私を入院に追い込んだ。

幸いにも完全に回復する見込みだが、現在の状態ではスポーツディレクターという重責を担うことはできない』」

幸いにも退院したというが、職務からは一旦離れるようだ。

なお、宮市は2017年にロシツキーが引退した際、「これまでのサッカー人生の中で本当に影響を受けた選手でした。色々なアドバイス本当にありがとう。

サッカーに関しても、人としても一流とはまさにあなたの事だと思います。本当に尊敬しています」とSNSに綴っている。

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