日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレス。

今年5月、世界最古のカップ戦とされる伝統のFAカップで初優勝を果たし、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を得ていた。

だが、UEFAはパレスに対して、ELより下に位置づけられるUEFAカンファレンスリーグ(UECL)への降格処分を宣告した(しかも予選プレーオフからの出場)。

パレスの株を保有するアメリカ人実業家ジョン・テクスター氏が、同じくELに出場する仏リヨンの筆頭株主でもあったため、マルチクラブオーナーシップ規則違反とされたのが理由。

その結果、プレミアリーグ7位だったノッティンガム・フォレストがパレスに代わって、ELに出場することになった。

『BBC』によれば、パレスはUEFAの降格処分を不服として、スポーツ仲裁裁判所への提訴を行ったという。

パレスは提訴において、UEFAによる決定の取り消しと、フォレストまたはリヨンのいずれかに代わってELに復帰することを求めている。

テクスター氏のEagle Football社は、パレスの株式43%とリヨンの株式77%を保有。6月にテクスター氏はパレスの株を売却することで合意したものの、その取引はまだ完了していない。また、その後、テクスター氏は、リヨンの幹部職も辞任している。

UECL予選プレーオフの組み合わせ抽選は8月4日に行われるが、提訴の結果は、8月11日までに下される見込みだとか。

編集部おすすめ