
近年調子を落とし気味なサッカー王国ブラジル。
直近ではネイマールの不在が響き、今夏のコパ・アメリカは大会1勝で準々決勝敗退。
今回はそんなセレソンが復活のために「より起用すべきかもしれない」5人の選手を選んでみた。
エデルソン
年齢:25歳
所属クラブ:アタランタ(イタリア)
ブラジル代表:2試合0得点(2024~)
2022年冬にコリンチャンスからサレルニターナへ移籍し、イタリアで欧州でのキャリアをスタートさせたMFエデルソン。
セリエAにはすぐに適応し、わずか半年後にアタランタへ引き抜かれることに。今やクラブの心臓といえる存在となった。
ブレイクしたのは2年目の昨シーズンのこと。リーグ戦で6ゴールをマークし、またヨーロッパリーグ優勝にも大きく貢献している。
カゼミロの後継者候補として今年のオフには代表デビューを飾っているが、未だ2試合のみのキャップ数にとどまっている。
マテウス・クーニャ

年齢:25歳
所属クラブ:ウォルヴァーハンプトン(イングランド)
ブラジル代表:11試合0得点(2020~)
母国ではコリチーバで育成され、18歳でシオンへ加入したマテウス・クーニャ。ブラジル人としては珍しくスイスでヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。
その後はドイツのRBライプツィヒを経てヘルタ・ベルリンへ加入。ここで主力として活躍し、スペインのアトレティコ・マドリーへ。
スペインでは一年半のみのプレーとなったが、2023年の冬からはイングランドのウォルヴァーハンプトンへ移籍。昨季プレミアリーグで二桁ゴールを挙げる活躍を見せた。
ブラジル代表ではこれまで11試合に出場したもののゴールはなく、1年近く招集からは遠ざかっている。
ガレーノ

年齢:26歳
所属クラブ:ポルト(ポルトガル)
ブラジル代表:1試合0得点(2024~)
ポルトのサイドアタッカー、ガレーノ。母国ではトップクラブでのプレー経験はなかったが、2017年にポルトへ引き抜かれた。
その後リオ・アヴェへのローンで活躍を見せたものの、2019年にブラガへ完全移籍。ここではヨーロッパリーグなどで結果を残した。
2022年の冬に再びポルトへ買い戻され、昨季は主力として活躍。今季はここまでリーグ戦で6ゴールと新たな次元へ到達しつつある。
ブラジル代表では今年の3月のデビュー以来招集はないものの、クラブでの好調ぶりから改めて注目すべき存在と言えるだろう。
アンドレイ・サントス

年齢:20歳
所属クラブ:ストラスブール(フランス)
ブラジル代表:1試合0得点(2023~)
アンドレイはチェルシーが青田買いした若手の一人。ヴァスコ・ダ・ガマのユースから2023年の冬に引き抜かれたMFだ。
夏からはノッティンガム・フォレストへローンで加入。ただプレミアリーグではまだ戦力になれず、今年の冬からはストラスブールへローン先を変更している。
ボランチながら昨年行われたU-20南米ユース選手権で得点王に輝いた実績があり、今季フランスでもここまでリーグ戦3ゴールをマークしている。
ブラジル代表では昨年に18歳でデビューを飾って以来招集はないが、今後中盤で重要な存在となる可能性を秘めている。
ヤン・コウト

年齢:22歳
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
ブラジル代表:4試合0得点(2023~)
今季ローンでドルトムントへ加入したヤン・コウトは、マンチェスター・シティが保有するサイドバックだ。
2020年に国内のコリチーバから引き抜かれた選手であり、その後はスペインのジローナ、ポルトガルのブラガへ貸し出された。
2022年からは再びジローナへローン加入。2年目となった昨季はリーグ戦でアシストを量産するなど攻撃面で違いを生み出し、リーガにおけるサプライズとなったチームを支えた。
ブラジル代表では昨年にデビューを果たしており、今後はベテランであるダニーロの後継者となれるか注目だ。