8日、オランダ1部アヤックスは、ドイツ1部ボルシアMGから日本代表DF板倉滉を獲得したと発表した。
契約は2029年までの4年間、さらに1年間の延長オプションも付随する。
28歳の板倉は、2022年からボルシアでプレーしてきたが、契約が残り1年となった今夏の去就が注目されていた。
1900年創設のアヤックスは、オランダトップリーグで最多となる36度の優勝を誇る名門。
元オランダ代表ヨハン・クライフらあまたの名選手を輩出し、これまで4度の欧州制覇を成し遂げている。
同クラブで日本人選手はプレーするのは初めてのこと。板倉が背負う背番号は、今夏にチェルシーに移籍したオランダ代表DFヨレル・ハトがつけていた4番になった。
アヤックスの4番は、マタイス・デリフト(現マンチェスター・ユナイテッド)、ヤン・フェルトンゲン、トーマス・フェルマーレン、そして、現アヤックス監督のジョニー・ハイティンハが背負った番号でもある。
ドイツに別れを告げた板倉にボルシアMGでともにプレーしてきたドイツ代表MFユリアン・ヴァイグルは「寂しくなるよ、兄弟」と日本語を交えて惜別メッセージを送ると、板倉も「Thanks Kyodai、寂しくなる」と返信していた。
アヤックスは、昨季のオランダ1部エールディビジではPSVに次ぐ2位だったが、今季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得。
10日にはテルスタールとのリーグ開幕戦を控えている。