
コストパフォーマンスに加えてタイムパフォーマンスが重要視される昨今。サッカーにおいても、特にフォワードはタイパの良さが重要と言えるかもしれない。
そこで今回は今シーズン出場時間に対する得点効率が高い選手たちを見ていきたい。
ラウタロ・マルティネス
所属クラブ:インテル(イタリア)
成績:28試合23得点
インテルの絶対的なエースとして君臨するアルゼンチン人FWラウタロ・マルティネス。
2018年にラシン・クラブから加入し、2年目には早くも主力に定着。ロメル・ルカクとのコンビネーションが功を奏し、加入3年目にはセリエA優勝も果たした。
以降ゴール数がさらに増えており、これまで3シーズン連続でセリエA20ゴール超えを達成。特に今季はハイペースで得点を量産しており、リーグでは既にキャリアハイとなる23ゴールをマークしている。
出場時間で換算すると、90分あたりでは0.9ゴールという優秀な数字だ。
カモリー・ドゥンビア

所属クラブ:ブレスト(フランス)
成績:20試合6得点
カモリー・ドゥンビアは21歳のマリ代表アタッカーだ。
マリの国内から2021年にフランスのスタッド・ランスへ加入した選手であり、初年度からリーグアンで2ゴールをマークした。
ただスタメン定着には至らず、今季ローンでブレストへ加入。好調なチームではそのほとんどが途中出場ではあるものの、リーグアンでここまで6ゴールを記録している。
出場時間で換算すると90分あたりのゴール数は0.9。12月に行われたロリアン戦では一人で4ゴールを挙げるなど、非凡な決定力の片鱗を見せている。
クリス・ウッド

所属クラブ:ノッティンガム・フォレスト(イングランド)
成績:25試合12得点
ニュージーランド代表ストライカー、クリス・ウッド。16歳でWBAの下部組織へ加入し、以来、32歳の現在まで一貫してイングランドでプレーを続けている選手である。
若手時代は下部リーグのクラブを渡り歩き、2015年に加入したリーズでは2年目にチャンピオンシップ得点王に輝いた。
その後加入したバーンリーでは、3シーズン連続でプレミア2桁ゴールを達成。ノッティンガム・フォレストへ完全移籍した今季は、ここまでプレミアで12ゴールをマークしている。
出場時間で換算すると90分あたりでは0.8ゴールという数字を記録している。
クリスティアン・ストゥアーニ

所属クラブ:ジローナ(スペイン)
成績:28試合8得点
37歳になったウルグアイ出身の大ベテランFWは、すでにジローナのレジェンドと言っていいだろう。
2008年にイタリアのレッジーナで欧州でのキャリアをスタートさせ、その後はスペインで活躍。ミドルズブラを経て2017年にジローナへ加入し、スペインへと復帰した。
復帰初年度はリーガで21ゴールと大活躍し、翌シーズンも19ゴールをマーク。2部降格を経て2022年に再び昇格すると、近年は主にスーパーサブとして結果を残している。
今季はリーグ戦で8ゴールをマーク。出場時間換算では90分あたり1ゴールとその勝負強さは健在のようだ。
セール・ギラシ

所属クラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)
成績:22試合24得点
今季大ブレイク中のセール・ギラシ。28歳のギニア代表ストライカーである。
若手時代は母国フランスでなかなか芽が出ず、ケルンへ加入するもドイツでも苦戦。ただその後再びフランスへ戻ると、アミアン、レンヌでようやくトップリーグで結果を残すようになった。
昨季にローンでシュトゥットガルトへ加入。ブンデスでは11ゴールとブレイクの兆しを見せ、完全移籍して迎えた今季はここまで24ゴールと覚醒した。
出場時間換算では、90分あたり1.3ゴールという数字となっている。