ザンクトパウリの日本代表MF藤田譲瑠チマが23日のドルトムント戦でブンデスリーガデビューを果たした。
23歳の藤田は、今夏、ベルギー1部のシント=トロイデンからドイツ1部のザンクトパウリに移籍。
この日は強豪ドルトムント相手にフル出場した。終盤の後半35分にドルトムントが退場者を出すと、その後、ザンクトパウリが2点を連取して、3-3の引き分けに持ち込んでいる。
クラブ公式によれば、藤田は「最初からチーム一丸となってプレーした、チャレンジングな試合だった。最後に自分たち自身に報いることができてとても嬉しい」と試合後に話していたそう。
『NDR』によると、ザンクトパウリのマネージングディレクターであるアンドレアス・ボーネマンは、350万ユーロ(約6億円)ほどの移籍金で獲得した藤田についてこう期待を口にしているという。
「移籍金がかかったことを除けば、彼は我々にとって典型的な選手だ。
彼は突然やってきた。知っている人はごくわずかで、多くの人が『誰を獲得したのか?』と尋ねる。やがて『ああ、彼はかなりいい選手かもしれない』と気づくだろう」
藤田は「誰も事前に何も知らされずに」加入したが、いずれ素晴らしい選手と評価されるはずと感じているようだ。
ザンクトパウリは、29日の第2節で昇格組のハンブルガーSVと対戦する。