
バルセロナで活躍を続けるワンダーキッド、ラミン・ヤマル。2007年に生まれたティーンエイジャーであり、まだ17歳という若さでトップレベルへと到達した天才だ。
今回は『Planet Football』から「ラミン・ヤマルが生まれた年にバロンドール投票で上位になった5名の選手」をご紹介する。17年前の世界を席巻していたスターたちだ。
アンドレア・ピルロ
現在:指導者

この2007年にACミランでチャンピオンズリーグの優勝を経験したアンドレア・ピルロ。イタリア代表でも2006年のワールドカップを制覇しており、キャリアの黄金期に差し掛かっていた。
その後彼は2011年にユヴェントスへとフリーで移籍し、そこで再びの黄金期を迎える。セリエAの年間最優秀イレブンに4回選出され、そしてアメリカで現役を引退した。
それからは指導者の道を歩み、ユヴェントスのアカデミーからキャリアをスタート。すぐにトップチームへと引きあげられたが、そこで成功できずに1年で解任されてしまうことに。
それからトルコのファティ・カラギュムリュクでも黒星が先行し、サンプドリアでは豊かな戦力を持ちながら1部への昇格に失敗。今季開幕まもなく解任されている。
ディディエ・ドログバ

現在:活動家

チェルシーで活躍していたディディエ・ドログバ。コートジボワール代表としてワールドカップ出場を成し遂げ、クラブをFAカップ優勝、リーグカップ優勝、チャンピオンズリーグベスト4、プレミアリーグ2位という好成績に導いた。
その後は中国の上海申花やトルコのガラタサライでプレーし、一度チェルシーに復帰した後アメリカへとわたった。モントリオール・インパクト(現CFモントリオール)とフェニックス・ライジングに所属した後、2018年で現役を引退している。
それ以降はモナコに拠点を置いており、慈善活動や親善大使として世界の様々な場所で活躍している。バロンドール授賞式の司会も務めた。
リオネル・メッシ

現在:サッカー選手

バルセロナはこの年スーパーカップで優勝したのみであったが、当時まだ20歳だったリオネル・メッシはスターへの階段を歩み始めたばかりであった。
36試合で17ゴール3アシストという記録を残した彼は、シーズン半ばに中足骨を骨折する怪我を負ったものの、回復後もすぐに調子を上げて素晴らしい活躍を見せた。
不本意な形でバルセロナからは離れることになり、パリ・サンジェルマンでもファンから批判を受け続ける苦しい時期を過ごしたが、現在はアメリカのインテル・マイアミでプレー。プレッシャーから離れて、なおさら充実したサッカー人生を送っているようだ。
クリスティアーノ・ロナウド

現在:サッカー選手

この年は惜しくもバロンドール授賞を逃してしまったクリスティアーノ・ロナウド。ただ、次年度は彼にとって初となるこのタイトルを手にすることができた。
53試合で23ゴール14アシストを記録し、マンチェスター・ユナイテッドをプレミアリーグとチャンピオンズリーグの2冠に導き、FIFAワールドイレブンにも選出。彼にとっては世界の頂点に歩み始めたシーズンとなった。
そして40歳になった現在もサウジアラビアでサッカー選手を続けており、驚くことにそのパフォーマンスにも衰えが見られない。アル・ナスルで信じられないような額の報酬を受け取っている。
カカ

現在:実業家、活動家

2007年のバロンドール授賞者は、当時ACミランで目覚ましい活躍を見せていたブラジル代表のカカだった。ACミランでチャンピオンズリーグを制覇した他、同大会の13試合で10ゴール3アシストを記録した。
その結果、彼は大きな実績を持ってレアル・マドリーへと移籍することになったが、不思議なことにACミラン時代の素晴らしい輝きは失われてしまい、同じような高みには到達できなかった。
アメリカのオーランド・シティで引退した後、彼はサッカーから離れてビジネスベンチャーや慈善活動に携わることを選び、時折イベントに参加する以外は静かな生活を送っている。