
本日は11月7日。
7番と言えば、近年のサッカー界ではエースナンバーと呼ばれるほど有力選手がつけることも多い。
一方で、その背番号7がしっくりこなかったスターもいる。そんな選手たちを紹介。
ペペ
7番時代:ポルト(2004-2005)
まずは、今夏のEURO2024を最後に現役を引退した元ポルトガル代表のペペ。
レアル・マドリーを筆頭に欧州のトップシーンで長く活躍したブラジル出身DFは、マリティモからポルトに移籍した1年目の背番号が7番だった。
ブレイクした2年目は14番に、3年目からはお馴染みの3番に変更している。
アンディ・キャロル

7番時代:ニューカッスル(2019-2021)
2006年にニューカッスル史上最年少でトップチームデビューを飾った大型ストライカー。
当時は39番や24番、9番を背負っていたが、リヴァプール、ウェストハムを経て帰還した2019年に選んだのが7番だった。
ストライカーで7番はそこまで珍しくない。ただ、193cmのキャロルには絶妙にしっくり来ず、成績も2シーズンで1ゴールと振るわなかった。
ネルソン・ビバス

7番時代:アーセナル(1998-2000)
現在マンチェスター・ユナイテッドでプレーするリサンドロ・マルティネスのように、身長170cm台の名DFを数多く生み出してきたアルゼンチン。
ネルソン・ビバスもその一人で、1998年のフランスワールドカップ、日本代表の記念すべき初戦にも先発出場していた。
大会後には屈強な男が揃うプレミアリーグのアーセナルへ移籍。そこで7番を背負った。
ルカ・ブッチ

7番時代:パルマ(2005-2006)
中田英寿も背負ったパルマの7番をつけた唯一のGK、それが元イタリア代表のルカ・ブッチだ。
180cmと小柄ながら、スキルとインテリジェンス、さらに安定した足技を兼備。
一時期のイタリアではGKが謎の番号をつけることが多く、ブッチはパルマで5番もつけている。
アントニオ・バレンシア

7番時代:マンチェスター・ユナイテッド(2012-2013)
エリック・カントナ、デイヴィッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドなどその時代のアイコンたちが背負ったユナイテッドの7番。
加入4年目で栄光の番号を託されたアントニオ・バレンシアだったが、どちらかというとロールプレーヤーの彼には少し合わなかったようだ。
謙虚なエクアドル代表ウィンガーは1年で元の25番に戻している。
マリアーノ・ディアス

7番時代:レアル・マドリー(2018-2019)
こちらも栄光の7番を背負った組。
クリスティアーノ・ロナウドがユヴェントスへ移籍したことで空いた7番をつけたのは、リヨンで結果を残して出戻ったマリアーノ・ディアスだった。
しかし公式戦19試合出場で4ゴールと結果を残せず。翌シーズン7番は新たに獲得されたエデン・アザールへ渡り、自身は24番をつけることに。
ジョアン・カンセロ

7番時代:バレンシア(2017)、インテル(2017-2018)、マンチェスター・シティ(2022-2023)
攻撃センスにおいてはサイドバックで右に出る者はいないほどの実力者、ポルトガル代表のジョアン・カンセロ。
アタッカーのポジションもこなす彼は、計3クラブで7番を背負った一方、不思議と違和感が否めなかった。
「能ある鷹は爪を隠す」ではないが、あからさまに7番をつけてしまうとなんとなく“カンセロらしさ”が薄れてしまうのかもしれない。