FW指宿洋史とDF今井智基の二人の日本人選手が所属しているAリーグ・メン(オーストラリア1部)のウェスタン・ユナイテッド。

同クラブは深刻な財政難の影響でリーグ参加のライセンスをはく奪されており、クラブ消滅の危機に瀕している。

それでも指宿、今井にはリーグ戦開幕前に多くのクラブが獲得に動く可能性があるという。

オーストラリアメディア『news.com.au』は11日、ライセンスをはく奪されて以降のウェスタン・ユナイテッドの状況を伝えた。

同メディアはその中で「他のAリーグクラブは、ユナイテッドが控訴している最中に、クラブの選手に積極的な入札をしないことでクラブに敬意を表している」としながらも、「主将のベン・ガルッチョ、スター選手のアンガス・サーゲットとリース・ボジノフスキー、日本人ペアの指宿と今井、そして10代のDFディラン・レオナルドは、10月のシーズン開始前にAリーグの複数クラブのレーダーに載るだろう」と報じた。

今年2月に34歳となった指宿は、昨季同リーグのアデレード・ユナイテッドからウェスタンに加入。リーグ戦24試合に出場して10得点1アシストを記録する活躍を見せた。

指宿と同学年である今井は2020年からウェスタンでプレーしており、2021-22シーズンには同クラブでAリーグ総合優勝を果たした。昨季も指宿とともにチームの主力としてリーグ戦24試合に出場した。

なお、ウェスタンの将来が不透明であることから、Aリーグの新シーズンのスケジュールは発表されておらず、現状のままでは男子12チーム、女子(Aリーグ・ウィメン)11チーム体制で開幕する。

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