
今月、日本代表に初招集されたFW大橋祐紀(ブラックバーン)。イングランド・チャンピオンシップでの好調ぶりが評価され、28歳で初めてA代表入りを果たす形となった。
海外でもベテランのプレーヤーが代表デビューを飾ることは多々あるが、今回はその中から印象的な5人を見ていきたい。
ホセル
所属クラブ:アル・ガラファ(カタール)
代表デビュー:32歳
今季からはカタールのアル・ガラファへ活躍の場を移しているホセル。
若手時代はレアル・マドリーで育成されたがトップチームでは出番がなく、自身の出身地であるドイツへ。その後はイングランドでもプレーした。
2019年にスペインへ戻り、アラベス、エスパニョールでエースとして活躍。昨季ローンでレアルへ加入すると、10年以上ぶりの古巣でスーパーサブとして数字を残した。
昨年に32歳という年齢でスペインA代表デビューを果たし、今夏にはEURO 2024の優勝メンバーにもなっている。
エミリアーノ・マルティネス

所属クラブ:アストン・ヴィラ(イングランド)
代表デビュー:28歳
アルゼンチン代表の守護神を務めるエミール・マルティネス。
17歳でアーセナルへ引き抜かれた選手だが、下部リーグへの短期ローンを繰り返すなど、若手時代はビッグクラブでのポジション争いで長らく苦労を強いられた。
27歳でようやくセカンドGKとしてカップ戦などで起用され、その後2020年にアストン・ヴィラへ移籍。正GKとして活躍するようになった。
アルゼンチンA代表にはおよそ10年ぶりに招集されるようになり、2021年に28歳でデビュー。2022年カタールワールドカップ制覇の立役者になるなど、現在は欠かせない存在となっている。
ジョゼ・フォンテ

所属クラブ:カーザ・ピア(ポルトガル)
代表デビュー:30歳
ポルトガルの大ベテランDF、フォンテ。40歳で現役を続けており、今季はカーザ・ピアでプレーしている。
若手時代は国内でさほど目立たなかったが、その後イングランドでブレイク。特にサウサンプトンではプレミア昇格後も主力として活躍し続け、30歳でポルトガルA代表デビューを果たした。
ポルトガル代表では50試合(1得点)に出場、2016年にはEURO制覇を経験。決勝トーナメント以降は4試合に出場して母国の初制覇に貢献した。
その後は中国などでもプレーしたが、34歳でリールへ加入。フランスではそこから5シーズンにわたって主力として活躍し、代表でも38歳までプレーした。
パスカル・グロス

所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
代表デビュー:32歳
今季からドルトムントへ加入しているパスカル・グロス。7年ぶりに母国ドイツでプレーすることとなった。
若手時代はホッフェンハイムでプレーするもトップチームに定着できず、その後ブンデスリーガ2部でプレー。インゴルシュタットで昇格を果たし、1部でも活躍するようになった。
2017年にブライトンへ加入し、プレミアリーグへ。様々なポジションをこなしながら、チームの核となっていった。
クラブでの好調ぶりが評価され、昨年に32歳でドイツA代表デビュー。
ジェイミー・ヴァーディ

所属クラブ:レスター(イングランド)
代表デビュー:28歳
ジェイミー・ヴァーディは、今季再びプレミアリーグへ舞い戻ったレスターのストライカーだ。
言わずと知れた遅咲きの選手であり、ユース時代にシェフィールド・ウェンズデイから放出されるもその後アマチュアで現役を続けていた。
24歳時には6部リーグでプレーしていたが、その後レスターへ移籍すると、29歳でプレミアリーグ優勝、33歳で得点王のタイトルを獲るまでにのし上がった。
2015年には28歳でイングランドA代表デビュー。2018年のW杯までプレーし、これまで通算7ゴールをマークした。