前田大然、旗手怜央、稲村隼翔、山田新の日本人4選手が所属するスコットランド王者セルティック。

26日にはUEFAチャンピオンズリーグ出場をかけたカイラトとの予選プレーオフ2ndレグを戦う。

セルティックは、格下であるはずのカザフスタン王者カイラトとの1stレグに0-0で引き分けており、2ndレグは勝利が必須。

そうしたなか、英紙『Daily Mail』は、4000万ポンド(約79.5億円)以上の収益がかかるCL出場を狙うセルティックは、前田を攻撃の中心に据えることが必要だと説いていた。

前田は昨シーズン、33ゴールと得点を量産。ウィングが主戦場ながら、古橋亨梧が1月に退団した後はセンターフォワードでも起用された。

セルティックには190cmの大型FWアダム・イダーがいるが、前田を中央で起用すべきと提言している。

「セルティックはカイラト戦でウィンガーの前田を前線に起用するしか選択肢が残されていない。

彼はいわゆる天性のフィニッシャーではない。左ウィングが間違いなく彼のベストポジションだ。しかし、カザフスタンで全てが懸かっている今、他にいい選択肢があるだろうか。

イダーは、1月に古橋がレンヌに移籍して以来、センターフォワードのポジションを掴めていない。チャンスはあったのに、それを逃してしまった。

昨季終盤にセンターフォワードとウィンガーで起用された前田は、重要な試合でより頼りになる選手のように感じられる。

セルティックは移籍市場での停滞により、前線で異例の解決策を模索せざるを得ない状況に陥っている。

ブレンダン・ロジャーズ監督は、ウィング2人とセンターフォワード1人の補強を必要としているが、それが与えられていないため、何かを変えなければならない。

(昨季のCLで)前田はセンターフォワードとしてバイエルンを苦しめることができた。

先週、カイラトがグラスゴーでどれほど練度が高く、粘り強い戦いを見せたといっても、彼にはこのカザフスタン王者を相手に同じことを繰り返すだけの力がある。

昨季、欧州コンペティションの重要な局面で、セルティックがチームを牽引する存在と期待していたのは前田だった。彼は今回もチームにとって最大の希望だ」

いまだに古橋の代役となるセンターフォワードを見つけられていないセルティックは、カイラトとの重要な一戦で前田を頼りにするようだ。

なお、もし敗れた場合には、UEFAヨーロッパリーグに出場することになる。

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