チェルシーからの退団が噂されるN・ジャクソン photo/Getty Images
今のチェルシーではパルマーの個性を引き出すことが求められる
今夏にブライトンからFWジョアン・ペドロ、イプスウィッチ・タウンからFWリアム・デラップを獲得したチェルシーでは、昨季センターフォワードに入っていたFWニコラス・ジャクソンの退団が濃厚となっている。
毎年のように実力者がやってくるチェルシーでは仕方のないことだが、ジャクソンは本当にペドロやデラップよりも劣るのだろうか。
ジャクソン売却報道にショックを受けているのは、アーセナルで活躍した解説者のポール・マーソン氏だ。英『sky Sport』によると、同氏はジャクソンの方がチェルシーの最重要選手であるMFコール・パルマーとの相性が良いと考えているのだ。
「ジャクソンがパルマーを、パルマーがジャクソンを育てたんだよ。2人はコンビとして機能し、ゲームに幅をもたらし、ジャクソンはパルマーに自由を与えていたんだ。他のFWではそうもいかない。ジョアン・ペドロではパルマーと距離が近く、パルマーのプレイを圧迫しているよ。まだ少ししか一緒にプレイしていないのは分かるけど、パルマーがボールをもらうために位置を下げていた。彼をそこに置くのではなく、ボックスの付近で魔法を繰り出してほしいんだよ」
「チェルシーにとってジャクソン売却は良いものじゃないね。間違いだと思う。彼がニューカッスルかアストン・ヴィラへ向かうなら、直接対決でゴールを決めてチェルシーを苦しめる存在になるかもね」
現在のチェルシーのセンターフォワードに求められるのは得点力もそうだが、同氏の言葉通りパルマーの個性を引き出すことにある。ペドロも周りと合わせるのが上手く、時間を重ねることでパルマーとの連携も良くなっていくかもしれない。しかし現時点ではジャクソンの方が合っているとマーソン氏は考えており、ジャクソンの序列に納得していないようだ。