日本代表が世界最速で予選突破を決めた2026年W杯。
世界的スターであるアーリング・ハーランドやマルティン・ウーデゴールらを擁するノルウェーは、1998年大会以来のW杯出場を目指して欧州予選を戦っている。
10月11日にはホームのオスロでイスラエルとのW杯予選を戦う。
ノルウェー紙『NRK』によると、ノルウェーサッカー協会は、イスラエル戦の収益を慈善団体に寄付することを決めたという。
イスラエルとパレスチナの紛争により、ガザ地区は大きな被害を受けているが、ノルウェーサッカー協会会長は、こう語ったそう。
「ガザの民間人が長年にわたり受けてきた人道的苦しみと不均衡な攻撃に対し、我々も他の団体も無関心でいることはできない。
イスラエルはFIFAとUEFAの大会に参加しており、我々はこれに対処しなければいけない。収益はガザで日々人命を救い、現地での緊急支援活動に貢献している人道支援団体に寄付したい」
ノルウェーは、欧州予選グループIで4試合を終えた時点で首位。そして、消化試合数がひとつ少ないイスラエルは2位につけている。
オスロでのイスラエル戦では、追加のセキュリティ対策のため、スタジアムの収容人数がいつもより約2000~3000人減少する予定だという。これまでイスラエルはホーム扱いのW杯予選3試合を全て中立地のハンガリーで行ってきた。
なお、パレスチナは、W杯アジア最終予選のグループBで5位となり、敗退が決まっている。