友人とサッカーをしていた9歳の少年が、近所の家から逃げ出した4匹の犬に襲撃されて殺害されたとのこと。

『Zimlive』によれば、事件は先月17日に発生したもの。

現場はジンバブエのダーウェンデールにある農場であったとのこと。

被害者は9歳の男子であるシェルトン・バンガナイという人物で、友人と農場の広場でサッカーをして遊んでいたという。

しかしながらその際に近所の住宅から逃げ出した4匹の犬が広場を襲撃し、子どもたちを追いかけ始めたようだ。

犬に追われた子どもたちは恐怖にかられて逃げ惑ったが、シェルトン・バンガナイは付近のユーカリのプランテーションまで走ったところで捕まってしまい、襲撃を受けて死亡したとのこと。

なお、襲撃に関与した犬の種類は「ボーアボール(農家の犬という意味)」と呼ばれるものだそう。南アフリカ原産の大型犬で、警戒心とプライドが高く、独立心が強い勇猛果敢な性格を持っているという。

飼い主への忠誠が強い一方で外部の人間に慣れにくいほか、その体躯の大きさから危険も大きく、世界の12カ国で飼育が禁止されているそうだ。

警察の発表によれば、飼い主と見られるマーク・マゼンデケ・マゲデという人物はすでに逮捕されており、襲撃に関与した4匹の犬は殺処分されているという。

ジンバブエではこのところ犬による殺害事件が頻発しており、攻撃的な犬種の飼育や飼い主の責任について大きな議論が巻き起こっているとのこと。

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