セリエAのパルマは24日、コッパ・イタリアのラウンド32(2回戦)で2部のスペツィアと対戦した。

1回戦で同じく2部のペスカーラに2-0の勝利を収めたパルマだが、リーグ戦では2分2敗といまだ未勝利。

このスペツィア戦でも、後半に退場者を出したこともあり2度のリードを守り切れず、試合は2-2でPK戦に突入してしまう。

ここで活躍を見せたのが、23歳の日本代表GK鈴木彩艶だった。先攻だったスペツィアの1人目を見事に止めて流れを呼び込み、結局そのリードを守り切ったパルマが4-3の勝利を収めている。

地元メディア『Parma Today』は、この日の鈴木のプレーを「決定的な活躍」と称えて6.5の高評価を与え、以下のように評した。

「足もとのプレーはやや不正確で、いくつか判断に疑問のある飛び出しもあったが、結果的には有効だった。失点シーンについてはあまり責任はない。エドアルド・ソレーリのPKを止めてパルマに勢いを与えた」

1失点目は鈴木とDF陣の連携ミスからだったため評価をやや下げたものの、中心選手として安定したパフォーマンスを披露している。

週末のクレモネーゼ戦では今季リーグ戦初のクリーンシートを達成した鈴木とパルマ。次戦は29日にトリノとのホームゲームを戦う。

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