世界的強豪であるリヴァプールは、23日に行われた2部サウサンプトンとのリーグカップに2-1で勝利した。
リヴァプールは後半31分に日本代表MF遠藤航のクリアミスから痛恨の失点。
遠藤は思わず天を仰いでいたが、フランス人FWウーゴ・エキティケが彼を救ってくれた。
この夏にリヴァプールに加入した23歳のストライカーは、後半40分に勝ち越しゴールを奪ったのだ。
だが、エキティケは、得点後にユニフォームを脱いで喜びを爆発させてしまい、この日2枚目となるイエローカードを提示され、退場を宣告されてしまう。
その後は数的不利で戦ったリヴァプールだが、そのまま勝ちきった。
試合後にエキティケは、「興奮しすぎてしまったレッドファミリーの皆さんに謝る。いつも支えてくれるファンとチームメイトのおかげで勝つことができた」と自身のSNSで謝罪。
ただ、リヴァプール公式サイトによれば、アルネ・スロット監督は、試合後の会見でこう指摘していたそう。
「(2枚目のイエローカードは)必要なかったし、愚かだった。感情をコントロールしなければならない。
私は古い人間だ。47歳だし、年寄りかもしれない。私はこのレベルでプレーしたことはなかったが、ゴールを決めたことはあった。
もし、自分がああいうゴールを決めたら、(アシストしてくれた)フェデリコ・キエーザのほうに向かって行き、『このゴールは全て君のおかげ、自分じゃない』と伝えるだろう。
だから、(エキティケの行為は)不必要だし、スマートじゃない。愚かと言える」
スロット監督は現役時代にオランダ1部リーグでプレーしているが、ビッグクラブに所属したことはなかった。指揮官としては、味方に感謝すべきと感じているようだ。
なお、リヴァプールFWアレクサンデル・イサクは、『ITV Sport』で、「彼はあの瞬間、(すでに)イエローカードを貰っていたことを忘れていただけだと思う。ゴールを決めるとそういう状態になることもある。もちろん残念だけどね」とエキティケを擁護していた。