日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトは、オランダ1部エールディビジで3位に終わり、今季の戦いを終えた。
エースFWサンティアゴ・ヒメネスが1月に退団したチームで最も多くのゴールを叩き出したのは、ブラジル人FWイゴール・パイシャオン。
24歳のウィンガーはリーグ戦で16ゴールを記録した一方、上田はチーム3位となる7得点に留まった(全コンペティションでは9得点)。
フェイエノールトは、今季トゥウェンテで24ゴールを記録した23歳のMFセム・スタインの加入が決まっているが、パイシャオンが退団する可能性がある。
そうしたなか、かつてアヤックスやPSVでプレーした元オランダ代表FWウィム・キーフトは、『De Telegraaf』で、こう指摘していたそう。
「パイシャオンはゴールとアシストで活躍した。上田彩世はまだあれだけの数字を残していないし、来シーズンもそうなれるかは疑問だ。
今季半ばには、不調が解消されたのではないかと期待していたが、再び後退してしまった。上田は日本のブロビーにならないように気を付けなければいけない」
62歳のキーフトは、1988年EURO優勝メンバーで、1990年W杯にも出場しており、現在は辛口のご意見番として活躍中。
今季の上田は怪我による離脱が幾度かあり、好調が続かなかった。
ブロビーというのは、アヤックスのオランダ代表FWブライアン・ブロビーのことだろうか。23歳のストライカーは、この2シーズンは13ゴール・18ゴールを記録していたが、今季は4ゴールに終わった。