日本代表も出場する東アジアE-1選手権が開幕を迎えた。
7日に行われた開幕戦では開催国の韓国が中国を3-0で下している。
この日、6選手を代表デビューさせたホン・ミョンボ監督は、初めて3バックを採用し、3-4-3システムで臨んだ。
昨年6月のクウェート戦で可変3バックを使ったことがあったものの、最初から3バックにするのは就任後初だとか。
『News1』などによれば、指揮官はこう話していたそう。
「可変3バックとは異なり、今日は伝統的な3バックシステムを組むことができた。
攻撃は以前よりもよくなった。ミスはいくつかあったが、パターンと集中力は良好。3人のボール配球とトランジションもよかった。
3バックシステムはプランAにもプランBにもなり得る。戦術よりも選手たちがどれだけコンディションを維持できるかが重要だ」
『Khan』は、初の3バック採用をこう評価している。
「3-4-3システムは、試合開始直後から確かな成果を見せた。守備の安定を確保する3人のセンターバックを配置し、左右のウィングバックが相手陣深くまで攻め込み、中国守備陣を無力化した。
従来の4バックシステムとは異なり、相手DFラインを後退させ、ウィングバックがサイドのスペースへ積極的に攻め込むことで生まれる隙を突く戦略だった。
中国はW杯出場を逃した弱小チームであり、暫定監督体制の下で世代交代の激動期にあることを念頭に置く必要があるが、ホン・ミョンボ監督の3バック実験は十分な可能性を示した」
なお、中国はW杯予選後に監督を解任しており、今大会は経験が浅いメンバーも多い。
韓国は15日に日本と対戦するが、元Jリーガーでもあるホン・ミョンボ監督がどんな戦術で挑んでくるのか注目だ。