2020年からドイツ2部のハノーファーでプレーしてきた室屋成。
日本代表経験もある31歳の右サイドバックは、ハノーファーで151試合に出場してきたが、契約満了に伴い、今季限りで退団することが決まった。
19日、クラブは室屋がこの夏で日本に帰国すると発表。日本帰国は家庭の事情が大きく影響しているとのこと(息子が日本の学校に入学するため)。
ハノーファーのディレクターは「室屋という選手を失うことで、心からハノーファーと繋がってクラブに献身してきた存在を失うことになる」とコメント。
一方、室屋は「ハノーファーで5年間プレーできたことは光栄でした。ヨーロッパに移籍した当初は、どんなことになるのか全く予想もつきませんでしたが、ある瞬間、ハノーファーがヨーロッパで唯一のクラブになるだろうと確信しました。チームメイト、コーチ、スタッフ、そしてファンの皆さんに感謝します。ハノーファーはいつまでも私の心の中にあり、絶対に忘れません」と感謝を口にしている。
室屋はSNS上でもハノーファー退団を発表しており、地元が一緒で仲良しの南野拓実はハートと万歳の絵文字で反応。また、元チームメイトのセバスティアン・ケルクは「my favourite samurai」とのメッセージを送っていた。
室屋は明治大学を経て、FC東京でプロになると、2017年に日本代表にデビューしたが、2021年以降は招集されていない。