イランFWアズムン、日本代表への”5年越し復讐”に燃えていた!欠場のタレミが暴露 「彼の心の全てだった」
イランFWアズムン、日本代表への”5年越し復讐”に燃えていた!欠場のタレミが暴露 「彼の心の全てだった」

日本代表は3日に行われたイランとのアジアカップ準々決勝に1-2で敗れて敗退が決まった。

イランはエースFWメフディ・タレミがラウンド16のシリア戦で退場になっており、得点源が出場停止で不在だった。

『Varzesh3』などによれば、そのタレミは、自分の退場(不在)が日本戦勝利の秘密だったなどと語ったという。試合後に語ったというインタビューの一部を抜粋してみる。

「今日の試合では、ご覧のように選手たちはとても熱心にプレーした。3日前に120分間を戦った選手たちが、日本よりも少ない休みのなかで、熱意と実力によって最高の試合を見せることができた。非常にいい、堅実な試合をプレーし、最終的に勝つことができた。

これまでチーム内で何が起こったのかについては話していないし、こういった問題について話すのは好きではないが、試合前夜に選手で集まって話し合いをしたことは言わなければいけない。

明日のことを話し合った。話しているとき、私は選手たちの目を見た、彼らの目には勝利の精神が見えた。

私は選手たちがこの1~2年でどれほどのプレッシャーに耐えてきたかを知っているし、彼らの中にそのような感情があることが分かった。我々25~26名とスタッフ以外には、この試合でこれほど上手くプレーして勝てるとは誰も信じていなかったと思う。自分たちだけが我々を信頼していた。

もちろん、イラン国民全員が我々のために祈ってくれていて、彼らの良いエネルギーが私たちを試合に勝たせてくれたが、彼らは心の底では、日本という立派なチームとの試合には勝てないと3~4割は思っていた。

だが、ご覧のとおり、我々は決意が強く、すべての心が明確で、自分が何をしたいのかがわかっていたので、自信と信頼を持っていた。 ご覧のとおり、試合後、選手全員が怒っていた。

我々イラン人には、何千年も前から熱意の鉱脈があり、それが沸騰すれば不可能を可能にすることができる。偉大なスターたちを擁する日本には失礼ながら、時にサッカーの状況ではなく、内なるエネルギー、人々のエネルギー、メディアのエネルギーなどが、誰に対しても立ち向かい何でもできるチームを作る」

「試合前、チームメイトたちはこの試合には必ず勝つと伝えた。神は自分を除外した。なぜ除外されたのかはわからないが、その背景には便宜があり、試合後にその便宜を理解できた。

自分がプレーしているモデルは、この試合では通用しなかったかもしれない。勝つためには違うプレーをしなければならない。試合が始まると、我々はデュエルとロングボールに勝つことを目指した。その戦略はテクニカルスタッフたちによって作られたものだ。我々は強力なテクニカルスタッフを擁しており、この2日間で非常にいい分析を行い、日本戦に備えることができた。

私が日本戦に出場していたとしても、こんなことにはならなかっただろう。

私がプレーしていれば、99%こんなことにはならなかっただろうし、私がいなくても皆で試合に勝っていたはずだ。我々のゲームモデルは、私がいるのといないのとでは違う。すべてに知恵がある。あの時はとても悲しかったし、愚痴もこぼしたかもしれない。だが、よく考えてみると、知恵というものは確かにあって、その知恵とは、今日はチームメイトたちが勝つべきだというものだった。

サンダルはグループステージの段階から、4年前(実際には5年前)の日本戦のリベンジを果たすのを待っていると話していた。

それが彼の心の全てだった。彼は日本と対戦するか否かは分からなかったが、それしか考えていなかった。サンダルならチームのためにいい動きをしてくれると確信していた。ご覧のように彼はとてもいいプレーをした。

メディアは、後半のプレーがよかったと話題にしているが、前半も悪くなかった。とにかく、我々は自分たちの戦略に従った、日本がボールを持ち、こちらはカウンターを狙う。

我々には3度の決定機があり、日本も1~2回チャンスがあった。前半も日本が我々よりはるかによかったわけではなかった。全体的に我々のほうが団結したチームだったし、勝つことができた」

サンダルというのは、FWサンダル・アズムンのことだろう。

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イランは2019年のアジアカップでは準決勝で日本に0-3で敗れている。

アズムンはこの試合で柴崎岳の顔を鷲掴みにするなど荒らぶり、その後、謝罪することにもなった。アズムンは5年越しに日本への復讐をすることに燃えていたとのこと。

なお、タレミによれば、イランはPKの練習も相当積んでいたそう。