川崎フロンターレでプレーしてきた日本代表DF高井幸大。

身長192cmを誇る20歳の大器は、プレミアリーグのトッテナムが、Jリーグ史上最高額となる500万ポンド(9.8億円)で獲得に合意したとされている。

すでに川崎はチーム離脱を発表しており、このほど離日した。

そうしたなか、『football.london』は、「トッテナムは移籍後も高井をプレミアリーグメンバーに登録しない理由」という話題を伝えていた。

「トッテナムは今夏の移籍市場で活発な動きを見せているが、昨シーズン17位で終えたプレミアリーグで飛躍を遂げるためには、まだ多くの課題が残されている。

トーマス・フランク新監督は現在、大規模なスカッドを擁しており、さらに新たな選手を獲得することでさらに拡大する見込みだが、9月初旬までにプレミアリーグの25人選手登録規則に準拠するため、選手数を削減する必要がある。

従来通り、クラブはメインリストに非ホームグロウン選手を17人以上登録できない。最大登録数25人までの残りの8選手はすべてホームグロウン選手でなければならない。

さらに、クラブは若手選手がプレミアリーグの試合に出場できるようになる『U-21リスト』を提出する。これにより、25人の選手名簿の枠を空けることができる。2025-26シーズンのU-21選手は、2004年1月1日以降に生まれた選手のみがリストに載せられる。

トッテナムにとっての朗報は、高井らが21歳未満であるため、メインリストではなくU-21リストに名を連ねることができる点。彼は2004年9月4日に横浜で生まれた。

高井は9月に21歳になるため、今シーズンはU-21選手として登録可能だが、来シーズンからはメインリストに含めなければならない。

彼らがU-21選手として登録可能なのは、トッテナムにとって大きな助けになる。なぜなら、非ホームグロウン選手を多く抱えているからだ。

しかし、トッテナムにとっての問題は、プレミアリーグとUEFAの25人登録ルールが異なる点。

高井はクラブに在籍した期間が要件を満たしていないため、UEFAチャンピオンズリーグのBリストに名を連ねることができず、メインリストに名を連ねなければならない。これはフランク監督とクラブ関係者が9月までに解決しなければならない問題だ」

プレミアリーグの選手登録数には制限があるため、高井はU-21枠で登録されうるとのこと。

ただ、CLではルールが異なるため、クラブの今後の動向が注目される。

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