プレミアリーグ・トッテナムのキャプテンであり、エースとして長年チームを牽引してきた韓国代表FWソン・フンミン。

昨季には自身にとって初となるタイトルをクラブにもたらすなど、10シーズンにわたってクラブの歴史に残る活躍を見せてきた。

アジア人として初めてプレミアリーグ得点王に輝き、今ではクラブを象徴する選手となったソン・フンミンだが、今夏トッテナムを去る意向を示した。

現在アジアツアー中で韓国に滞在するトッテナムは、3日にニューカッスルと対戦する。

その試合に向けた公式会見に出席したソン・フンミンは、「会見の前にひとつ話しておきたいことがあります」と切り出した。

そして「私は今夏、このクラブを去る決断をしました」と話し、10年間過ごしたクラブからの退団を正式に表明した。

同選手は自身の決断について、「キャリアの中で最も難しい決断でした。本当に素晴らしい思い出がたくさんあります。この決断を下すのは本当に辛かったです」と心境を語った。

退団の理由については、「自分自身をさらに成長させるために、新しい環境が必要だと感じました」と説明している。

ファンに向けては、「10年というのはとても長い時間です。私がノースロンドンに来たのは、まだ23歳の子どものような頃でした。今、私は成長し、誇り高い男としてこのクラブを去ります。スパーズのファンの皆さんには、たくさんの愛をいただき、本当に感謝しています。

今がクラブに別れを言う適切なタイミングだと思っています。どうか皆さんがこの決断を受け入れ、尊重してくれることを願っています」と語り、感謝の思いとともに、退団への理解を求めた。

キャリアの半分以上を過ごしたクラブを離れるという大きな決断をしたソン・フンミン。

多くのファンに愛された“ソニー”の新たな挑戦に注目が集まっている。

なお、新天地の候補としては、MLS(アメリカ1部)のロサンゼルスFCが有力視されている。

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