筑波大学から内野航太郎、J1湘南ベルマーレから福田翔生を獲得したデンマークの名門ブレンビー。

そのブレンビーは日本代表MF鈴木唯人を今夏にフライブルクへ売却しており、その後釜候補として日本人アタッカーらを補強した。

すでにデンマークリーグはシーズンが開幕しており、21歳の内野は、リーグ戦2試合とUEFAカンファレンスリーグ(UECL)予選の計3試合に出場している。

一方、内野よりも合流が遅くなった24歳の福田は、UECL予選で3分ほどプレーしたが、まだリーグ戦での出場はない。

『3point』によれば、ブレンビーのフレデリク・ビルク監督は、日本人2人についてこう話したそう。

「福田に関しては、個人スキルに疑いの余地はない。しかし、チームへの適応という点では、まだ少し遅れをとっている。それは大きい。なぜなら、今は試合が多いために忙しく、練習する時間があまりないからね。

だから、福田をどうチームにうまく溶け込ませるかを考えなければいけない。彼は才能のある選手だが、チーム全体の一貫性が重要。フェロー諸島での試合(UECL予選)では、最後に福田か別の選手かどちらを起用すべきか、実は少し迷った。

まさにその理由によるものだ。彼に素質がないからではなく、チーム内で一貫性を保たなければならないからだ。

そういう関係性を築いていくために、いまは取り組んでいる。

それから、言葉の壁にも少し苦労している。我々は日本人選手たちに落ち着いて対処する必要がある。なぜなら、チームに溶け込むための方法を見つけなければならないからだ。

(内野のほうが早く適応したようだが)なぜそうなのかは説明できないが、彼のポジションに対する直感力、また練習参加したことがあったため、皆が彼を少しは理解しており、内野との関係を築くのがより速くなったのかもしれない。

しかし、それは翔生がブレンビーでプレーするための個人スキルを持っていないという意味ではない。彼は本当にエキサイティングな選手だ。しかし、我々は一緒に機能させなければならない」

内野は加入前にブレンビーで練習参加したことがあった。

一方、福田の出場機会がまだ少ないのは、適応中のためのようだ。

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