今夏、イングランド2部サウサンプトンからフランス3部ヴァランシエンヌへレンタル移籍した高岡伶颯(れんと)。

18歳の彼はU-20日本代表でもあるアタッカーだ。

165cmと小柄ながら宮崎県の強豪校、日章学園高校でエースストライカーとして活躍すると、Jリーグを経ずに海外挑戦することを決めた。

サウサンプトンとヴァランシエンヌは、英スポーツ投資会社の「Sport Republic」が保有する姉妹クラブでもある。

その高岡は、15日に行われたフランス3部リーグ第2節ル・ピュイ戦で2ゴールを決めて、2-1の勝利に大きく貢献した。

そうしたなか、『La Voix du Nord』は、「日本人の高岡が『キャプテン翼』のようなプレーを見せた」と伝えていた。

「Sport Republicは、ヴァランシエンヌでの高岡の育成プランを策定している。彼はグループ内のもう一つのクラブ、サウサンプトンへの復帰が見込まれている。

18歳のストライカーは、当初はリザーブチーム入りが確実視されていたが、そのゴールスキルとスピードですでにトップチームで実力を発揮。いきなり2ゴールを決めて、ヴァランシエンヌサポーターの心を掴む衝撃的なデビューを飾った(9日のデビュー戦で5分だけプレーし、この日が2試合目の出場)。

日本は今トレンドになっている。ヴァランシエンヌでは、トヨタがオナン工場でヤリス(トヨタ車)を生産していることから、他の地域よりも間違いなくその傾向が強い」

日本が誇る漫画・アニメ『キャプテン翼』は世界的に有名なコンテンツ。一方、ヴァランシエンヌは日本のTOYOTAがメインスポンサーになっているクラブ。

また、ヴァランシエンヌがあるノール県で、初代トヨタ・ヤリスが生産されてから25周年になることを記念し、クラブは日本文化へのオマージュとして、『キャプテン翼』にインスパイアされた新ユニフォームも発表している。

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