この冬にセルティックからレンヌに移籍した古橋亨梧。スコットランドでは得点源に君臨し、ファンからも愛されていた。

だが、30歳の日本代表ストライカーは新天地で厳しい状況にある。わずか6試合で120分ほどしか起用されておらず、まだゴールもない。

10日のニース戦で4試合ぶりにベンチに戻ってきたものの、17日の最終戦でシーズンは終わる。

そうしたなか、『Foot Mercato』は、「驚くべき幽霊新入社員、古橋」と伝えていた。

「冬の移籍市場で獲得した重要選手の古橋だが、期待に応えられていない。アビブ・ベイェ監督に無視された30歳の日本人ストライカーに、ブルターニュでの未来はほぼない。

降格圏に迫る場面もあったクラブは、冬に7500万ユーロ(123億円)もの巨額を投じて補強を敢行。

重要な移籍市場では、成功もあれば失敗もあった。古橋にとっては壊滅的な結果となった。

書面上は、経験豊富な選手を獲得したレンヌにとって、いい取引に思えたが、結果には繋がらなかった。 レンヌでのキャリア序盤には肩の故障がつきものだったのだ。

しかし、問題は身体的な問題だけではなかった。

彼のプロフィールは、ベイェ監督が目指すものとは必ずしも一致していなかったのだ。

指揮官が『彼は質の高い選手であり、チームに何かをもたらしてくれると確信している』と話した後も状況は変わらず。

もはやプロジェクトの一員ではないこの選手にとって、状況はさらに悪化している。

古橋はプロ意識が高く、練習に積極的に取り組み、懸命に取り組んでいるとチーム内では称賛されているものの、ベイェ監督は彼を頼りにしていない。

2027年6月まで契約が残っている古橋は今夏の移籍が望まれている。レンヌが無視すべきではないのは、古橋は1200万ユーロ(19.7億円)の移籍金で加入以降、1分あたり10万ユーロ(1649万円)の費用がかかっていること」

移籍金1200万ユーロをプレータイム120分で割ると1分あたり10万ユーロのコストになるということのようだ。

ほぼ構想外という見方もあるようだが、この夏にふたたび新天地を求めることになるのだろうか。

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