
サッカーは数多くの国で行われており、クラブの数も非常に豊富だ。そのためスター選手であっても国内リーグの王者になったことがないという者も。
今回は「世界的なスター選手でありながらも国内の“1部リーグ”を優勝したことがない5名」をご紹介する。2部リーグの優勝については考慮しないものとしている。
フェルナンド・トーレス
クラブ:アトレティコ・マドリー、リヴァプール、チェルシー、ミラン、サガン鳥栖
現役時代の最後をサガン鳥栖で過ごしたフェルナンド・トーレス。現在はアトレティコ・マドリーのユースで監督を務めていることで知られる伝説的ストライカーだ。
スペインではまだアトレティコ・マドリーがレアル・マドリー&バルセロナに匹敵できない時期であったため、タイトルに近づけず。その後イングランド・プレミアリーグではリヴァプールとチェルシーに所属したものの、こちらでもカップ戦のみしかトロフィーを掲げていない。
アントワーヌ・グリーズマン

クラブ:レアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリー、バルセロナ
フェルナンド・トーレスと同じくアトレティコ・マドリーでプレーしたアントワーヌ・グリーズマンも、実はまだリーグ優勝の経験がないスター選手の1人だ。
アトレティコ・マドリーが優勝した2013-14シーズン終了後に加入。そして2019年にバルセロナへと退団した後にアトレティコ・マドリーが2020-21シーズンを制覇。一方のバルセロナは暗黒時代に突入しつつあり、彼自身もあまり活躍できなかった。
2009-10シーズンにレアル・ソシエダで2部リーグ優勝は経験しているものの、それが最初で最後となっている。
ハリー・ケイン

クラブ:トッテナム・ホットスパー、バイエルン・ミュンヘン
トッテナム・ホットスパーの生え抜きエースとして長く活躍してきたイングランド代表FWハリー・ケイン。クラブがプレミアリーグのトップオブトップというわけではなかったため、個人としては世界最高クラスであったがリーグ優勝に手が届かなかった。
そして今季はタイトルを目指して一念発起し、ドイツのバイエルン・ミュンヘンへと移籍。ところが、レヴァークーゼンの台頭とバイエルンの不調によってタイトルから遠ざかっている。
スティーヴン・ジェラード

クラブ:リヴァプール、LAギャラクシー
スティーヴン・ジェラードは間違いなく歴史上最高のミッドフィルダーの1人であり、UEFAチャンピオンズリーグでは2回の優勝を経験している。しかしながら、プレミアリーグでは常に不運に見舞われてきた。
2001-02、2008-09、そして2013-14シーズンと3回の2位フィニッシュを経験しており、2014年の春には自身のスリップによって失点の原因になり、チェルシーに勝点3を与えてしまった。
ギャリー・リネカー

クラブ:レスター・シティ、エヴァートン、バルセロナ、トッテナム・ホットスパー、名古屋グランパスなど
売れっ子解説者のギャリー・リネカーはいつもアラン・シアラーとタイトル数に関してジョークを言っている。シアラーはFAカップを制覇したことがない。そしてリネカーはリーグタイトルを一度も手にできなかった。
レスター・シティでデビューした彼はより大きな成功を求めてエヴァートン、バルセロナ、そしてトッテナムと渡り歩いたものの、そのキャリアで3回の2位を経験し、わずかに頂点まで手が届かなかった。