あの伝説選手も…史上最高の「フランス人ミッドフィルダー」トップ10
あの伝説選手も…史上最高の「フランス人ミッドフィルダー」トップ10

サッカー界において長く強豪国として君臨し続けているフランス。今回は『FourFourTwo』から「歴史上最高のフランス人ミッドフィルダー」をご紹介する。

10位:ポール・ポグバ

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プレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントス

フランス代表成績:91試合11ゴール

ポール・ポグバはその才能に見合った高みにたどり着くことができなかった選手だ。しかしながら、それでも彼は世界最高クラスのプレーヤーであったし、フランスの歴史上最も偉大なミッドフィルダーの1人である。

クラブレベルでは浮き沈みの激しいキャリアを送り、今年はドーピング違反によって長期の出場停止を言い渡されるなど、多くのトラブルにも見舞われた。

しかしながらフランス代表では常に活躍を見せ、2018年のワールドカップでは決勝のクロアチア戦でゴールを決め、優勝に貢献した。

9位:アラン・ジレス

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プレーしたクラブ:ボルドー、マルセイユ

フランス代表成績:47試合6ゴール

アラン・ジレスは体格に恵まれなかった選手だが、持って生まれたプレーメイキング能力によって魔法のようなサッカーを作り上げた人物だ。

1982年と1986年のワールドカップとEURO1984でフランス代表の中心選手として活躍し、ミシェル・プラティニやルイス・フェルナンデス、ジャン・ティガナ、ベルナール・ジャンジニらとともに「魔法陣」と呼ばれる中盤を形成した。

162cmと小柄な体格を生かし、敏捷性と加速力でチームのリズムを作り出す攻撃的ミッドフィルダー。代表では29歳からレギュラーを務めたため、出場数は47試合に留まっている。

8位:クロード・マケレレ

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プレーしたクラブ:ナント、セルタ、レアル・マドリー、チェルシー、PSGなど

フランス代表成績:71試合0ゴール

世界最高の「守備的」ミッドフィルダー。イングランド・プレミアリーグでは彼のような役割を「マケレレ・ロール」と呼ぶようになり、まさに代名詞のような存在となった。

レアル・マドリーでは「銀河系」と呼ばれたスター軍団の中で守備の役割を一手に任され、ピッチの掃除屋として確かな信頼を獲得。その後チェルシーやPSGでも活躍した。

フランス代表では1998年のワールドカップやEURO2000に参加していないためタイトルに恵まれず。2006年のワールドカップでも準優勝に終わっている。

7位:アントワーヌ・グリーズマン

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プレーしたクラブ:レアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリー、バルセロナ

フランス代表成績:125試合44ゴール

攻撃的ミッドフィルダーとストライカーの間の何処かに存在するポジション。アントワーヌ・グリーズマンはその間隙に入り込ませれば世界で最も優れた選手だ。

2018年のワールドカップ優勝におけるフランス代表の主人公の1人である彼は、クラブレベルでもアトレティコ・マドリーとバルセロナで数多くのタイトルを手にした。

そしてフランス代表のキャップ数を見てもミッドフィルダーとしては歴代最多の記録を持っており、彼を上回るのはウーゴ・ロリス、リリアン・テュラム、そしてオリヴィエ・ジルーだけだ。

6位:ジャン・ティガナ

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プレーしたクラブ:リヨン、ボルドー、マルセイユなど

フランス代表成績:52試合1ゴール

フランス領スーダンでマリ人の父親とフランス人の母親の下で生まれたジャン・ティガナ。パスタ工場や郵便配達員で働きながらサッカーをしていたが、後に80年代最高のセントラルMFに成長した。

ミシェル・プラティニやルイス・フェルナンデス、アラン・ジレスとともに「魔法陣」と呼ばれる中盤を形成し、EURO1984の優勝に大きく貢献した。

168cmと小柄であったが、無尽蔵のスタミナと長短のパス、さらに攻守に渡って貢献できる万能性と推進力に優れた選手であった。

5位:ディディエ・デシャン

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プレーしたクラブ:ナント、マルセイユ、ユヴェントス、チェルシーなど

フランス代表成績:104試合4ゴール

2012年からフランス代表監督を長く務めるディディエ・デシャンは、歴史上3人しかいない「選手としても監督としてもワールドカップを制覇した」人物の1人だ。

エリック・カントナから「水を運ぶ男」と揶揄された彼は、中盤の底で無私無欲にプレーする堅実性を武器にした選手だった。

圧倒的な仕事率と粘り強さ、スタミナ、試合を読む知性、恐れを知らないタックル、優れたポジショニング、そしてリーダーシップ。まさにピッチ上の監督であった。

4位:エンゴロ・カンテ

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プレーしたクラブ:カーン、レスター・シティ、チェルシーなど

フランス代表成績:53試合2ゴール

クロード・マケレレの後継者であり、究極なる中盤の破壊者であるエンゴロ・カンテ。2015年の夏にカーンからレスター・シティへと移籍したときには無名であったが、プレミアリーグ優勝に貢献したことで一気に世界のスターとなった。

チェルシーへと移籍したあともすぐにプレミア優勝を経験し、違ったクラブで2年連続のタイトルを獲得するという珍しい選手に。守備的MFながらPFAとFWAの年間最優秀選手賞をダブル受賞するという快挙もあった。

フランス代表でも2018年のワールドカップでは重要な役割を担い、チームの優勝に大きく貢献している。

3位:パトリック・ヴィエラ

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プレーしたクラブ:ミラン、アーセナル、ユヴェントス、インテル、マンチェスター・シティなど

フランス代表成績:107試合6ゴール

1998年のワールドカップとEURO2000を制覇したフランス代表の中心選手であり、2004年にアーセナルを伝説の無敗優勝に導いた「インビンシブルズ」の中核。

190cmを超える長身、スピードとパワーを兼ね備えた身体能力、パス、ドリブル、シュートと隙がない万能性、守備から攻撃に至るまでの幅広い貢献。世界で最もパーフェクトな選手であった。

晩年には怪我が多くなってしまったことから30代は苦しいキャリアとなってしまったが、全盛期の彼は誰にも置き換えられないほどの存在だった。

2位:ミシェル・プラティニ

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プレーしたクラブ:ナンシー、サンテティエンヌ、ユヴェントス

フランス代表成績:72試合41ゴール

1983年から1985年までのバロンドールを連続受賞したフランス代表の「将軍」。開催国として戦ったEURO1984優勝の立役者であり、感動をもたらしたキャプテンでもあった。

サッカーの歴史上最も偉大なプレーメーカーのひとりでもある彼は、圧倒的なパスセンスとフリーキックの技術を持ち、エレガントで知的なアタッカーであった。クリエイティブでありながらストライカー顔負けの得点力も持ち、両足から正確なシュートを放った。

「ル・ロワ(王)」とも呼ばれるほどのリーダーシップを持ち、ユヴェントスとフランスに数多くのタイトルをもたらした。

1位:ジネディーヌ・ジダン

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プレーしたクラブ:カンヌ、ボルドー、ユヴェントス、レアル・マドリー

フランス代表成績:108試合31ゴール

ジネディーヌ・ジダンは史上最高のフランス人ミッドフィルダーである。そしてあらゆるポジションを合わせても史上最高のフランス人選手である。それに異論を唱える人もほとんどいないだろう。

1998年のワールドカップとEURO2000を制覇するにあたって、ジダンが繰り出す魔法のようなトラップやパス、シュートは不可欠なものであった。

クラブレベルでもユヴェントスやレアル・マドリーで世界の頂点を極め、選手として獲得できるタイトルを全て手にした。

そして監督としてもチャンピオンズリーグを何度も制覇した。