ドイツU21代表でのヴォルテマーデ photo/Getty Images
23歳の長身ストライカー
今シーズンは公式戦33試合で17ゴールをあげて一躍ブレイクを果たしたシュツットガルトのニック・ヴォルテマーデ。この将来性豊かな長身のストライカーは、今年夏にバイエルン・ミュンヘンに移籍する可能性が取り沙汰されている。
バイエルンは、ヴォルテマーデとは既に移籍について個人合意に達しているとされる。ドイツ紙『Bild』によれば、FIFAクラブワールドカップの開催中にヴァンサン・コンパニ監督とマックス・エバール取締役がアメリカからビデオ通話でヴォルテマーデにバイエルン入りを直接説得したという。
このヴォルテマーデとの会話の中でコンパニ監督は、同選手をバックアッパーではなくレギュラーとして起用する方針であることを伝達。ヴォルテマーデが最前線に入り、中盤に下がって来て攻撃の組み立てにも参加できるエースストライカーのハリー・ケインをトップ下、そして現チームで攻撃の牽引役を務めているジャマル・ムシアラを左サイドにそれぞれ置くという新チーム構想を説明したようだ。
この話に魅力を感じたヴォルテマーデはバイエルン行きを決断し、代理人に接触してきていたチェルシーやナポリには移籍の意思がないことを伝えたとも『Bild』は伝えている。
バイエルンは今週中にシュツットガルトに対して正式なオファーを提示し、クラブ間交渉に入る方針。交渉では、ヴォルテマーデを安売りするつもりがないシュツットガルトと移籍金の金額で折り合えるかが焦点となるだろう。