ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う
ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う

ドイツ1部1. FCケルンとキットサプライヤーのhummelは16日、2025-26シーズンのサードユニフォームを発表した。

ケルンは昨季のブンデスリーガ2部を優勝し、2季ぶりに1部へ復帰。そのシーズンのサードモデルには、地元ケルンのランドマークとも言える大聖堂をデザインに採用している。

1. FC Köln 2025-26 hummel Third

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ケルン 2025-26 hummel サード ユニフォーム

新サードユニフォームは、ブラックを基調にゴールドを組み合せ、洗練さと華やかさを兼ね備えたデザイン。

今作はケルンのクラブ創立77周年と、ケルンの象徴「ケルン大聖堂」の基礎石設置777周年を祝う特別なユニフォームで、大聖堂側が製作に加わった特別な一着だ。

大聖堂をデザインに取り入れるユニフォームは過去にも欧州のチームに存在したが、今作のようなコラボレーションは極めて珍しい。

ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う
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3代目にあたる現在のケルン大聖堂(2代目は火災で焼失)。その歴史は順風満帆だったとは言い難い。

1248年8月15日に行われた定礎式(建設工事の開始と安全を祈る儀式)の後、数世紀にわたり建設が進められたものの、1520年に一時中断。その理由は財政難とも言われている。

だが、19世紀にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世が大聖堂の完成を国家的事業と位置付けたことで、建設工事が再開。そして定礎式から632年後の1880年、ついに現在の大聖堂が完成となった。

高さ157メートルを誇る大聖堂は、ケルン市の不屈の精神と歴史的継続性の象徴として街を見守り続けている。

ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う
ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う

大聖堂の建築から着想を得た精緻なデザイン。控えめながら印象的なパターンには、柱の構造やゴシック様式の窓、ガーゴイル、そして愛称「デッケ・ピッター(Petersglocke)」として親しまれる大聖堂最大の鐘などが描かれている。

ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う
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首元内側には大聖堂のシルエットと「15. August 1248 – 777 Jahre – 15. August 2025」(1248年8月15日 – 777年 – 2025年8月15日)の文字を刻み、その歴史を称える。

なお、クラブ77周年と大聖堂777周年にちなんで、ユニフォームの売り上げなどから「77,777ユーロ(およそ13,410,000円)」が、ケルン大聖堂保存協会への支援として寄付される。

ブンデス昇格の古豪、美しき「大聖堂デザイン」の新ユニフォームを発表!“777周年”の歴史を祝う
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このサードユニフォームは、現地時間24日に敵地で行われたマインツとの今季開幕戦でデビュー。試合は1-0でケルンが勝利し、大聖堂ユニフォームで2季ぶりとなるブンデスリーガ1部を勝利で飾っている。

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