小川航基、佐野航大、塩貝健人の日本人3選手が所属するオランダ1部NECナイメーヘン。
塩貝は、昨夏に慶應義塾大学から加入した20歳の快速フォワードだ。
この夏にはオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクに移籍金450万ユーロ(7.7億円)で移籍する見込みだったが、土壇場で破談。6月にNECは「メディカルチェックで負傷が判明した」ためとしつつ、あくあまでも友好的な移籍中止だと説明していた。
ただ、『Froza NEC』によれば、塩貝本人は、その移籍破談についてこう述べたという。
「移籍は理解できない理由で頓挫した。今は彼らよりも強いクラブに移籍したいと思っている。今シーズンが終わったら、僕と契約しなかったことに対するリベンジを果たしたい。
あまり説明がなかったので、契約が頓挫した時は不安だった。NECと日本でメディカルチェックを受けたが、その時は何も問題はなかった。あんな奇妙な形で頓挫してしまったので、次に進むのが難しかった。
僕はNECで昨シーズンと同じ背番号9をつけている。自分がザルツブルクに行くことになった時、ティアロン・シェリーがその番号をつけるはずだったけれど、その後移籍が破談になり、自分は19番を与えられた。
そういうことに気が散ってしまった。『なぜ?』って。でも今は、そういうことがきっかけで、より強い意志が芽生えた。ザルツブルクが僕を獲得しなかった理由は分からないが、『待っていろ』という感じだ」
本人的にはメディカルチェックに問題はなかったそうで、破談の理由が理解できないという。そのため、見返したいという思いがあるようだ。
なお、塩貝の背番号は一旦19番になったが、その後、9番に戻った。そして、新加入のシェリーは10番をつけている。