フランス3部リーグに所属するヴァランシエンヌFCが、世界的人気を誇る日本のサッカー漫画『キャプテン翼』にインスパイアされた2025-26シーズンの新アウェイユニフォームを発表した。
クラブは23日、公式サイトにて「ヴァランシエンヌFC、2025-26アウェイユニフォームで日本に敬意を表す」というタイトルでニュースを掲載。
新ユニフォームのデザインについて、「日本にインスパイアされた特別なもの」であると紹介した。
このユニフォームは、クラブの本拠地ヴァランシエンヌ近郊にあるトヨタの工場で、初代トヨタ・ヤリスがフランス国内で初めて生産されてから25周年を祝う意味も込められているという。
メインスポンサーもトヨタになっており、「マンガ文化、サッカーのノスタルジー、地域の誇り」を融合したデザインになっているそう。
日本企業へのリスペクトを込め、デザインは『キャプテン翼』を強く意識したスタイルに。主人公・大空翼が所属した南葛SCを彷彿とさせるデザインになっている。
Avis aux nostalgiques : le VAFC, qui évolue en National, a dévoilé un maillot extérieur, pour la saison 2025-2026, inspiré du mythique anime « Olive et Tom ». https://t.co/q74OYb5X3D pic.twitter.com/HkBoQBzfCp
L'Équipe (@lequipe) July 24, 2025
GKユニフォームは同作品の人気GK若林源三をイメージしたデザインになっており、作品へのリスペクトとこだわりが感じられる。
胸のエンブレムにもこだわりが見られ、通常のクラブのエンブレムの代わりに「V」の一文字だけがデザインされていて、こちらも作品における「N」のエンブレムをオマージュしたものとなっている。
また、ユニフォームの右下には「ガンバレ バレンシエンヌ」という文字とともに日の丸があしらわれたバッジが施されており、クラブと日本のつながりが表現されている。
ユニフォーム発表映像もキャプテン翼を意識した漫画風アニメーションで作られており、新ユニフォームへの強いこだわりが感じられる。
このユニフォームは24日に発売されており、フランスと日本、そしてサッカーとマンガ文化をつなぐ象徴的なユニフォームとして、ファンやコレクターの間でも大きな注目を集めそうだ。