今夏のマーケットでレギア・ワルシャワからブラックバーン・ローヴァーズへと移籍した日本代表DF森下龍矢。加入は8月半ばというタイミングだったが、クラブは彼を「今夏の最優先ターゲット」と位置づけていたという。

『Lancashire Telegraph』によれば、ブラックバーンの監督を務めているヴァレリアン・イスマエル氏は以下のように話していたそう。

「移籍市場がスタートした当初、森下は我々にとっての最優先ターゲットだったと思う。

ただ、レギア・ワルシャワの状況があった。チャンピオンズリーグ予選の試合を戦っていたので、クラブは森下を早い段階で手放したくないことを明確にしていたんだ。それが我々にとっての問題だった。

別の解決策を見つけるために市場調査はしていたが、私の頭の中では常に森下が最優先事項だった。辛抱強く獲得までこぎつけることができたのを嬉しく思うよ。

取締役会は契約成立に向けて素晴らしい仕事をしてくれた。そして、ついに彼がここにやってきた。

彼はポジティブなエネルギー、経験、高いクオリティ、そして情熱に満ちたインターナショナルプレーヤーだ。我々が期待している全てのものをもたらしてくれるだろう。

身体能力がとても高いので、彼には『本職』のポジションはない。

右SBでもプレーできるし、ウイングバックもできるし、サイドアタッカーもできる。

10番でも8番でも、とにかくきちんと仕事をこなしてくれる。それはとてもいいことだ。チームに柔軟性をもたらしてくれるし、必要なときに必要な仕事をしてくれる。

とても万能な攻撃的選手だし、チームのためにどこでもプレーできそうだ。ただゴールキーパーとしては小さすぎるね。センターバックとゴールキーパーだけは、彼がプレーできるかどうか確信が持てない。

ただ、それ以外ならば全てのポジションで活躍できると思うし、それが我々にとって必要なものなんだ」

ブラックバーンはもともと森下をトップターゲットとして移籍マーケットに臨んでいたものの、チャンピオンズリーグ予選があったためにレギア・ワルシャワが放出を拒否しており、そのために獲得が遅れる結果になったとのこと。

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