令和7年度全国高校総体(インターハイ)の男子サッカーは2日、決勝戦が福島県のJヴィレッジスタジアムで行われた。

7月30日にロシアのカムチャツカ半島付近で巨大地震が発生。

津波警報が発令されたことにより準々決勝が1日順延されたため、休息日なしの3連戦で迎えた決勝、結果は以下の通りとなった。

令和7年度高校総体(インターハイ)男子サッカー 決勝

大津(熊本) 2-2(PK6-7) 神村学園(鹿児島)

試合はスコアレスで迎えた後半14分、DF村上慶が左サイドから上げたクロスを最後はFW山本翼が押し込んで大津が先制。3試合連続で先制を許した神村学園だったが、その後はGK寺田健太郎の好守などで追加点を防ぐ。

すると、後半アディショナルタイム、神村学園のFW日髙元が劇的な同点弾。延長前半10分にはロングスローの流れからMF細山田怜真が豪快なシュート叩き込み、神村学園が逆転に成功する。

しかし大津も延長後半3分、MF岩﨑天利の鮮やかなヘディング弾で追いつき、試合はPK戦へ。勝負は8人目で決着し、神村学園が2年連続の決勝進出で、悲願の全国制覇となるインターハイ初優勝を成し遂げた。

なお、得点王には今大会2試合でハットトリックを記録するなど通算9ゴールの大津FW山下虎太郎が輝いている。

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