世界最高の守護神の一人だったGKダビド・デ・ヘア(セリエA、フィオレンティーナ)が、過去の“移籍破談”について口を開く場面があった。

元スペイン代表で、かつてマンチェスター・ユナイテッド(プレミアリーグ)で日本代表MF香川真司とプレーしたデ・ヘア。

彼は2011年にアトレティコ・マドリーからユナイテッドに移籍し、2012-2013シーズンにプレミアリーグ優勝を果たした。

その後、FAカップUEFAヨーロッパリーグ、カラバオカップのタイトルをクラブにもたらしたレジェンドは、公式戦545試合に出場したユナイテッドを2023年に契約満了で退団。2024年にフリーエージェントでフィオレンティーナへ加入していた。

34歳になったデ・ヘア。22日、『ESPN』でこれまでのキャリアを振り返っている。

フィオレンティーナ加入までしばらく無所属となっていたが、この期間について「人生で最高の年の一つだった」という。

「あの1年間の休養は、精神的にも肉体的にも、私にとって大きなプラスになった。少し疲れを感じていたから、一旦休んで、もっと強くなって戻ってくるときだと感じた。そして、それはうまくいった」

1年間の無所属期間中にも他クラブからのオファーはあったが、古巣への想いが強かったようだ。

「確かに他のイングランドのクラブからオファーもあったが、心の中では他のクラブでプレーするのは不可能だった。僕がユナイテッドでプレーしたかったのは、そこで僕が成長し、キャリアの大半を過ごしたクラブであり、素晴らしいキャリアを送れたからだ。他の国からもオファーがあったよ」

ユナイテッドへの愛を強調したデ・ヘアだが、2015年にはレアル・マドリーへの移籍が破断になるというトラブルにも見舞われた。

書類が期限までに提出されなかったため破談になったという同契約については「キャリアが終わるときに話すつもりだ。物事がうまくいかないのには、理由がある。移籍に近づいていたけれど完了しなかった。ただ、個人的にはマンチェスターが故郷だから問題ないよ」とコメントを控えた。

現在34歳のデ・ヘアはフィオレンティーナと2028年6月までの契約を結んでいる。

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