
7月22日に惜しまれながらこの世を去ったオジー・オズボーン。伝説的なヘビーメタルバンドのブラック・サバスでフロントマンを務めた、世界で最も影響力のあるアーティストの一人だった。
オジー・オズボーンはサッカーファンであることでも知られており、特にアストン・ヴィラのサポーターとして有名な存在だった。今回は『Planet Football』から「オジー・オズボーンとサッカーを愛した6名のヘビーメタルスター」をご紹介する。
オジー・オズボーン
グループ:ブラック・サバス
愛するクラブ:アストン・ヴィラ
先日亡くなったヘビーメタルのレジェンド、オジー・オズボーン。彼はバーミンガムの生まれであり、生家のすぐそばにアストン・ヴィラの本拠地ヴィラ・パークがあった。
オジー・オズボーンの公式サイトではアストン・ヴィラとのコラボレーションシャツも販売されており、昨年はユニフォームの発表会にもゲスト出演している。
ロバート・プラント

グループ:レッド・ツェッペリン
愛するクラブ:ウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
レッド・ツェッペリンのボーカリストであるロバート・プラント。彼が初めてウォルヴァーハンプトン・ワンダラーズの本拠地モリニューを訪れたのは1954年だったという。
5歳のときからウォルヴァーハンプトンを愛してやまない彼は、2009年にクラブの第3副会長にも就任。その発表の際にはモリニューで数々の名曲が大音量で流れた。
チェスター・ベニントン

グループ:リンキン・パーク
愛するクラブ:イプスウィッチ・タウン
リンキン・パークが伝統的なヘビーメタルバンドではないことは分かっているが、このつながりは非常に奇妙なものなので紹介しなければならなかった。
アメリカのアリゾナ生まれであるにもかかわらず、リンキン・パークのリードシンガーであるチェスター・ベニントンはイプスウィッチ・タウンのファンであった。
その理由は父親のリーであるという。警察官を務めていた彼は1990年代に英国に滞在しており、現地の同僚アラン・ハワードにイプスウィッチ・タウンを紹介されてファンになったという。
そして、チェスター・ベニントンは父親からイプスウィッチ・タウンへの愛を受け継いだのだとのこと。
ブライアン・ジョンソン

グループ:AC/DC
愛するクラブ:ニューカッスル
オーストラリア出身のロックバンドであるAC/DC。そのフロントマンであるブライアン・ジョンソンの父親はイギリスの元軍人で炭鉱夫を務めており、ニューカッスルの近郊で生活していた。
ブライアン・ジョンソンは1970年代に初めて自身のバンドを結成したのだが、その名前は「ジョーディー」。ニューカッスルファンの愛称と同じ名前であった。
1980年代にはクラブから投資を依頼されたものの、「ツアーがあるのでちゃんと仕事をする自信がない」と判断して断っているそうだが、今でも彼はニューカッスルの熱狂的なファンであるという。
スティーヴ・ハリス

グループ:アイアン・メイデン
愛するクラブ:ウェストハム・ユナイテッド
アイアン・メイデンのスティーヴ・ハリスがウェストハム・ユナイテッドのファンであることは、彼が持っているプレシジョンベースを見ればすぐにわかる。そこにエンブレムが入っているはずだ。
ハリスはレイトンストーン生まれであるため、最も近いクラブはレイトン・オリエントだった。ただ、彼は少年時代にサッカー選手を目指しており、ウェストハム・ユナイテッドのアカデミーでトレーニングしていたこともある。
サッカー選手への夢は諦めることになったが、今でも自身のチーム「マイドニアンズ」で草サッカーを楽しんでいるという。
デイヴ・グロール

グループ:フー・ファイターズ、ニルヴァーナ
愛するクラブ:ウェストハム・ユナイテッド
やや根拠が薄いかもしれないが、インターネット上でも見つけられる情報源でも「フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールはウェストハム・ユナイテッドを応援している」ことがわかるはずだ。
そのきっかけはデイヴ・グロールがツアー中にロンドンでの時間が余っていたため、どこかのチームを応援しに行こうと決めた時、たまたまウェストハム・ユナイテッドの試合を選んだためだという。
グロールがウェストハム・ユナイテッドのエンブレムとともに写っている写真も有名であり、おそらくこれは本当のはずだ。
ラース・ウルリク

グループ:メタリカ
愛するクラブ:チェルシー
メタリカのドラマーであるラース・ウルリクがチェルシーファンになったきっかけは、なんとサッカーではなくテニスである。
ラースの父親であるトーベン・ウルリクはプロのテニス選手だった。ウィンブルドン選手権のためにロンドンを訪れたとき、たまたま親子でスタンフォード・ブリッジに行ったのだという。
それは1973年のこと。ラースはそれからずっと熱烈なチェルシーファンであり続けている。