ブライトンでのシーズンを戦い終えた三笘薫。

28歳になった日本代表ウィンガーはプレミアリーグでシーズン10ゴールを達成した。

ただ、8位に終わったチームは来季の欧州コンペティション出場を逃しており、彼は今夏の動向が注目されている。

そうしたなか、三笘はクラブ公式インタビューでこう語っていた。

「(個人的な視点から、今シーズンをどう振り返るか)

コンディションは徐々によくなっていったと感じた。代表チームのスケジュールで厳しい時期もあり、多くの課題に直面した。それでも、その教訓を来シーズンに活かしていきたい。

(プレミアリーグで初めて10ゴールを挙げましたが、どう感じているか)

悪くはないけれど、もっと数字を伸ばせる。結局のところ、欧州コンペティション出場権を逃したことが全てを物語っている。

(その原因は)

間違いなくゲームマネージメント。勝てる試合を引き分けてしまうことが多すぎた。それでフラストレーションが溜ったが、逆転して自分たちのものにできた試合もあった。今シーズンは本当に『もしも』という状況が多かった。

(新監督の下で今シーズン全体でどのような点で成長したか)

昨シーズンよりも、ペナルティエリア内への攻撃的な走り込みが増えた。

チーム戦術は変わったけれど、タイミングとフィジカルも向上した。とはいえ、自分が決めるべきチャンスもあったし、失点につながる守備のミスもあった。まだまだ改善の余地はある。

(ファビアン・ヒュルツェラー監督との仕事はどうだった)

彼は組織的な守備、特に前線からの守備を重視していた。最初から大きな焦点だったし、選手の評価はそれをどれだけうまく実行できたかに基づいていた。もちろん結果も重要だけど、彼は僕らがチームとしてどれだけ貢献できたかを重視していた。

(3年間プレーしたプレミアリーグでの経験で、特に印象に残っていることは)

リーグ全体のレベルは非常に高い。1年目と比べて成長できたと感じているけれど、サッカー界では1シーズン、あるいは1試合ですべてが変わってしまうこともある。今はそのことをより強く感じている」

手応えと同時に課題も感じたシーズンだったようだ。

来年にはワールドカップが控えているだけに三笘が移籍を選ぶのか残留するのか注目される。

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